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個人の試作品製作・商品開発における開発費用の目安

コラム 2022.03.09

初めて個人で試作品製作や商品開発のプランをスタートさせる際には、具体的にどれだけの費用が必要になるのか前もって知っておくことが大切です。実際のところ、どのような種類の商品をどれだけの規模で開発していくのかによってかかるコストは変わってきますが、ある程度目安や相場などはしっかりとつかんでおきたいところです。あらかじめ商品開発の費用相場を理解しておけば、資金調達も計画的に進めていけるでしょう。そこで今回は、個人の商品開発における開発費用の目安を紹介していきます。

【目次】 
1.商品開発費用の目安
2.細かい内訳別の費用目安
3.目安・相場がつかみづらいときは
4.今回のまとめ

商品開発費用の目安

商品開発と一口に言っても、開発する商品の種類や量産の規模などはケースバイケースです。個人とはいえ規模の大きい開発プランを実行する人もいれば、まずは簡単なアイデアを具現化してかなり少ないロットから始める人もいます。そのため商品開発における平均的な費用は一概にいくらとはいえないパターンが多いのですが、ざっくりとした目安だけ整理しておくと、目安は50万円~150万円程といえるでしょう。
50万円前後なら小規模なケース、150万円前後もしくはそれ以上かかる場合は比較的規模の大きいケースと考えられます。
なお、小さな規模で開発・発明をする場合でも、かなり特殊な材料を必要としたり、珍しい加工を行ったりする際には、目安よりもはるかに高いコストがかかることも少なくありません。

細かい内訳別の費用目安

商品開発をする際には、企画やデザイン、販促、試作品製作などあらゆる費用がかかることを想定しておきましょう。
まず企画の際にかかる費用ですが、おおよその費用でいうと目安は20万円前後です。デザイン費用についてもケースバイケースですが、20万円~30万円が目安になってくるでしょう。
また、試作品製作には一回5万円~10万円程度の製作費用が平均的にかかります。当然、一度の試作で完全なものができることはほぼないため、試作の度に5万円〜10万円の費用がかかることを念頭に置いておきましょう。
また、販促費用については5万円前後が目安になります。ほかにも例えば商品のネーミングを依頼したり専門家に監修してもらったりする場合は、それぞれ10万円ほどの費用がかかると考えておきましょう。

目安・相場がつかみづらいときは

どのような商品を製作するかで全体の費用目安は変わってくるため、だいたいの目安をつかんでおいても最終的に予算はどれくらいを見込んでおくのが良いのか、わからないことは少なくありません。会社などの組織で商品開発プロジェクトを進めていく際には、ある程度予算にも融通が利きやすいでしょう。
一方で個人となると、初めて商品開発や発明を行うことも少なくありません。企画やアイデアはあるものの、費用感がまったくつかめずどのようにコストを考えておけば良いのかわからず困ることも多いでしょう。したがって目安・相場の考え方に迷ったときは、商品開発のサポートや試作品製作について相談できる業者へ積極的に問い合わせてみましょう。ものづくりを行ううえでの具体的な事業計画や販売戦略などさまざまな工程において支援を受けられるため、初めて個人でオリジナル商品を製造する際にも相談しやすいのがポイントです。

今回のまとめ

商品開発や発明をする際には、費用について前もってよく理解しておくことが重要です。どのような商品を製造する際にも、原則として最初はまとまった費用を用意する必要があるため、開発にかかるコストの目安・相場はある程度目星をつけておきたいところです。早い段階で費用の目安がわかっていれば、開発プロジェクトのための資金調達方法も見いだせるでしょう。アイデアを形にするためのデザイン・設計、売っていくためのプロモーション費用など、商品開発にはさまざまな費用がかかってくるため、しっかりと理解したうえでプロジェクトを進めていきましょう。

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