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個人が商品開発する際に試作品製作を外注すべき理由

コラム 2021.12.02

商品開発において、試作品製作は重要です。特に販売目的の商品の場合は、品質だけでなく安全性にも考慮しなければなりません。今回は、試作品製作の際の注意点や外注すべき理由をご紹介します。

【目次】
1.安心・高品質な商品開発のために必要な試作品製作
2.試作品製作を専門業者へ依頼するメリット
3.試作品製作を外注する際の注意点
4.今回のまとめ

安心・高品質な商品開発のために必要な試作品製作

製作物を販売する際は、「製造物責任法」に則る必要があります。製造物責任法とは、「製造物の欠陥が原因で生命、身体又は財産に損害を被った場合に、被害者が製造業者等に対して損害賠償を求めることができることを規定した法律」(消費者庁HPより)です。
ここでいう欠陥とは、製造物の組み立てに誤りがあった場合などの製造上の欠陥、危険を防止するための情報が適切でなかった場合などの指示・警告上の欠陥、設計段階で安全性に配慮しなかった場合の設計上の欠陥の3つに分類されます。これらの欠陥を未然に防ぐためには、試作品製作が必要不可欠です。
欠陥があれば、損害賠償責任が発生するだけでなく、自分が製造・販売した商品が原因で誰かが傷つくという精神的なストレスも受けることになるでしょう。個人事業主であれば負担も大きいため、さまざまなリスクを避けるためにも試作品製作が必要なのです。

試作品製作を専門業者へ依頼するメリット

商品開発における試作品製作は、個人で行うのが難しい業務です。専門業者に依頼し、安全で高品質な商品開発を行いましょう。試作品製作を外注するメリットは以下の通りです。

安全に考慮できる

試作品製作の目的はデザインのチェックだけではありません。機能や内部の構造・性能を細かく検討する目的もあります。安全性を確立するためには、耐久性や耐熱性、強度などのテストも必要です。ただ、個人で専門的なテストを実施するのは難しく、テストのみを外注しようと思うと手間がかかります。
しかし、専門業者であれば専門的な設備が整っており、ミリ単位の調整も可能。より安全な商品を効率的に製作できるでしょう。

改善点がわかり変更もスピーディー

専門業者であれば、試作品を製作した際に商品の改善点に気付けます。さまざまな試作品製作に携わってきた経験や知識を活かし、ニーズや用途を考慮した最適な提案もしてくれるでしょう。改善点を踏まえた設計変更も早く、結果的に商品開発がスピーディーに進む可能性があります。

試作品製作を外注する際の注意点

メリットが多い試作品製作の外注ですが、いくつか注意点があります。効率的かつ安全に商品開発を進めるために、次の3つのポイントを押さえておきましょう。

目的を明確にする

試作品の目的を明確にすると、コストも抑えられて効率的です。例えば、商品開発の目的が安全性の確認である場合、商品を内部まで細かく作り込まなければなりません。しかし、デザインや色など見た目だけを確認したい場合、内部まで作り込む必要はないでしょう。必要な項目に絞って試作品を製作することで、コストも工期も抑えられます。

余裕を持った開発計画を立てる

試作品製作に限らず、商品開発に関わる業務を外注する場合は開発期間に余裕を持つことが大事です。特に、商品のパーツが複数に渡る場合は各パーツを組み立てながらの調整が必要で、それだけ時間がかかります。複数の業者に試作品製作を依頼する場合も、余裕を持った計画を立ててください。

秘密保持契約を締結する

情報漏洩などのリスクを避けるためには、必ず秘密保持契約を締結しましょう。試作品製作を外注するということは、まだ世に出ていないアイデアや情報を相手に提供するということです。場合によっては、情報漏洩などが発生して誰かにアイデアを使われてしまうかもしれません。秘密保持契約を締結していれば、もしものときにも損害賠償請求を行えるため、安心して試作品製作が依頼できるでしょう。

今回のまとめ

商品開発において重要な工程である試作品製作は、信用がおける業者に依頼することが大事です。商品開発支援を行う「ハツメイト」では、秘密保持契約を打ち合わせ段階で締結し、安心してご依頼いただける体制を整えております。試作品製作だけでなく、企画からデザイン、販促支援まで幅広く対応しておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

参考記事
試作品・モックアップ製作を外注する上で注意すべき3つのポイント
試作品・モックアップ製作は品質向上・安全配慮のために必要不可欠です

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