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ものづくりにおいて押さえておきたいデザイン思考とは?
ものづくりにおいてデザイン思考を押さえておくと、市場ニーズに合った商品やサービスを提供しやすく、売上向上に繋がります。書籍やネットでも「デザイン思考が大切」と目にしますが、デザイン思考を理解し、活用できている方はごくわずかです。
この記事では、デザイン思考について詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
【目次】
1.ものづくりにおけるデザイン思考とは問題を解決するための考え方のこと
2.デザイン思考で何度でも創造・試作・テストを繰り返せばイノベーションが生まれる
3.デザイン思考ではなにが本当のユーザーニーズか深く考えることが大事
4.今回のまとめ
ものづくりにおけるデザイン思考とは問題を解決するための考え方のこと
デザインと聞くと、グラフィックデザインやビジュアルデザインなどの、デザイナーが「外観を良くするために行っている」と思い浮かべる方も多いかもしれません。しかし、ものづくりにおけるデザイン思考とは、問題を解決するための考え方のことです。
デザインには、「新しい可能性を発見する」や「新しい商品やサービスを設計する」、「問題解決のプロセス」などの意味があります。そこから、市場ニーズに合った商品やサービスを発見し、開発するフレームワークをデザイン思考と呼ぶのです。
ものづくりでデザインが必要な理由
ものづくりでデザインが必要な理由は、昔と今で人々のニーズが変化し、従来の方法では人々の求める商品やサービスを生み出しづらくなったからです。バブル時代を例にすると、大量生産や大量消費をし、コスパの良い商品や新商品を開発すれば、ある程度の売上が見込めました。
しかし、現在では日常生活に必要なモノは、コスパが良い商品で溢れかえっており、さらにはネットで商品やサービスの料金比較を簡単にできるようになったのです。その結果、市場ニーズの移り変わりが加速しており、現在では人気がなくなった商品はすぐに商品棚から姿を消しています。つまり、どこにでもあるような商品は売れづらく、売上が低迷する危険性が出てきていると言えるでしょう。売れるためには、デザイン思考を用いて、市場ニーズが高い商品や確実に売れるサービスを開発する必要があります。
デザイン思考で何度でも創造・試作・テストを繰り返せばイノベーションが生まれる
デザイン思考では、創造、試作、テストを何度も繰り返すとイノベーションが生まれます。ここからは、それぞれのやり方について解説しますので、ぜひ実践してみてください。
創造
まずは、「ユーザーの課題や不満」を探索します。その際に大切なのは、「ユーザー視点に立ち、共感すること」です。
次に、先ほど探索した課題や不満の情報をもとに、何が問題なのかを探していきましょう。それができたら実際に創造し、アイディアを出していきます。ブレーンストーミングなどを用いて、とにかくたくさんアイディアを出してください。
試作
試作の段階では、実際にアイディアで出た商品やサービスの試作品を作ります。試作で大切なのは、「最初に出したユーザーの課題や不満を解決できているか」をテストできるかです。
テスト
テストでは、試作した商品やサービスを実際にユーザーに試してもらいます。その際に、ユーザーからフィードバックをもらうようにしてください。
この作業を繰り返して、市場に出せる商品を開発していきます。
デザイン思考ではなにが本当のユーザーニーズか深く考えることが大事
デザイン思考では、ユーザーの目線に立つことが大切です。先ほどご紹介した「創造」のステップで、「ユーザーの課題や不満を探索する」際に、正しく探索できるかできないかがデザイン思考の成否を分けます。
ユーザーの声に耳を傾け続けると、本当のユーザーニーズが把握しやすくなります。そのため、ユーザー目線に立った商品開発を常に意識してください。
今回のまとめ
この記事では、デザイン思考について解説しました。デザイン思考は問題を解決するうえで、非常に大事な思考なので、ぜひ身に着けることをおすすめします。創造・試作・テストを繰り返して、売上増加できる商品やサービスを開発していきましょう。