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有名大学が続々設立している学生のための「ものづくり工房」の目的やどの設備とは?

コラム 2022.09.12

個人で趣味の一環として「ものづくり」を楽しむ人が増えてきています。地域に密着した企業ではワークショップを開いたり、本格的な設備をそろえた自治体主体の工房があったりと完成度の高い製品の製作が可能です。
最近では学生のために「ものづくり工房」を設立する大学も増えてきました。今回は、その目的と「ものづくり工房」の設備をご紹介します。

【目次】
1.学生のものづくりや発明をサポートしてくれる「ものづくり工房」
2.ものづくりに必要な3Dプリンタやスキャナなど最新の設備が揃う
3.大学生同士のコミュニケーションで新しい発明につながる
4.今回のまとめ

学生のものづくりや発明をサポートしてくれる「ものづくり工房」

早稲田大学のキャンパス内に設立された「WASEDAものづくり工房」は、早稲田大学に通う学生や教職員を対象とした工房です。「ちいさなやってみたい」から「本格的なものづくり」まで、自分の手で挑戦できる環境を整えています。充実した機器装置と作業スペースを備え、気軽に相談できる技術スタッフが常駐して学生のものづくりをサポートしています。「ものづくり工房」は発想力・実行力・人的ネットワーク力を身につけた高い志を持つ早大生の育成を目的とした実践的な学びの場です。
「桂ものづくり工房」は、京都大学の桂キャンパス内に設置しています。研究者や院生・学生の実験に必要な小物部品や材料の加工等思い立ったときに気軽に立ち寄れ、機械や工具を利用できるようにと設置されました。
学生のひらめきやアイデアをサポートしてくれる場が「ものづくり工房」です。

ものづくりに必要な3Dプリンタやスキャナなど最新の設備が揃う

早稲田大学のものづくり工房には最新の設備が備えられています。3Dプリンタやスキャナはもちろん、レーザー加工機やパネルソー・穴開け機など個人では所有が難しい専門の機械が揃っています。
一部の機器は事前に講習を受ける必要があり、過去に受講歴があっても習熟度によって再受講しないといけないというルールがあります。また、専門のスタッフが常駐していることもあり、初心者でも操作可能です。
様々な設備が整っていることで、アクセサリーなどの小物類から自宅では制作できないような大きな製品まで、あらゆる分野のものづくりに対応できます。

大学生同士のコミュニケーションで新しい発明につながる

キャンパス内に工房を設置しているので、学科や学部・学年の枠を超えて交流でき、その中から新しいアイデアが生まれることもあります。ものづくりのワークショップを開いたり、プロジェクトを実施したりと交流の場として活用されているのです。
また、サークル活動として「ものづくり」をしている大学もたくさんあります。他学との交流もさかんで「ものづくりの輪」がどんどん広がっているようです。

今回のまとめ

早稲田大学や京都大学のように、学校が運営する「ものづくり工房」をキャンパス内に設立する大学が増えてきました。発想力や実行力などを身につけたこれからの未来を担う人材を育成するのが目的です。
工房には専門スタッフが常駐しているので、初めてのものづくりでも安心して挑戦できる環境が整っています。機械設備も充実しているため「やってみたい」という好奇心やアイデアを形にできるのが魅力の一つです。
学生同士のコミュニケーションの中から新しいアイデアが出ることもあるようです。「ものづくり工房」から未来の発明家が誕生するかもしれません。

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