News News

ものづくり支援「浅草ものづくり工房」の入居資格や支援内容とは

コラム 2022.09.09

浅草は、観光地というイメージが強い街かもしれません。一方で、明治時代から150年程続く「皮革産業の集積地」という一面があり、今もなお、浅草北部地区だけでも1,000以上の靴工場や皮革や材料企業が立ち並んでいます。そんな台東区浅草の地場産業(靴、カバン、バッグ、ベルト、帽子、アクセサリー、ジュエリー等)のものづくり分野を支え、成長させていこうという個人や創業間もない法人を支援するために「浅草ものづくり工房」ができました。
今回は、「浅草ものづくり工房」の入居資格や支援内容について解説しますので、ぜひ参考にしてください。

【目次】
1.浅草ものづくり工房とは創業を目指すものづくりの個人などが入居して活動を行う施設
2.入居資格は台東区内で操業予定の個人、または創業5年以内の法人など
3.商品開発や販売などの相談も行う
4.今回のまとめ

浅草ものづくり工房とは創業を目指すものづくりの個人などが入居して活動を行う施設

「浅草ものづくり工房」は、2009年12月に台東区橋場に開設した創業支援施設です。台東区の地場産業である靴、カバン、バッグ、ベルト、帽子、ジュエリー等の分野を成長させていこうという強い意志のある個人や創業間もない法人を支援するための施設として開設されました。
入居者は起業に向け、入居期間中(原則3年以内)に専門家から経営、マーケティング、ネットワークづくりなど、様々な情報の提供やアドバイスを受けることができ、十分な総合力を身に付けることができるでしょう。施設を卒業し独り立ちするための後押しをしてくれる場、本気で起業を考えている人には最適な環境であることは間違いありません。

入居資格は台東区内で創業予定の個人、または創業5年以内の法人など

入居資格としては、将来台東区内で創業を考えている、作家、職人、クリエイターなどであることが条件です。地場産業である靴、カバン、ベルト、帽子、ジュエリーなどのものづくりを支え、地域や業界の活性化に貢献してくれる個人、または創業5年以内の法人とされています。ビジネスを拡大しようとする意欲が高く、また創業のための支援が必要だと認められた人が入居できます。

商品開発や販売などの相談も行う

入居者にはものづくり工房のスタッフが中心となり、各専門家の協力のもと、様々な支援を受けることができます。主な支援内容は、以下の2つです。

商品開発のための相談や情報提供

商品開発や販売促進のための調査や技術的な相談、販売促進のサポートを受けられます。各専門家に経営やビジネスやマーケティング、営業に関する相談もできるでしょう。個人だけでは集めることの難しい、情報交換や提供、ネットワークづくりの場としても最適です。

最適な環境の提供

個別のアトリエや作業室など適した環境を提供してくれるため、ものづくりに集中できます。また、業界の人とのつながりやツテを通じて販売先の紹介もしてくれるなど、起業に直結した地域やネットワークを構築できるでしょう。

今回のまとめ

今注目されているものづくりの発展、貢献のためには優れた職人やクリエイターの人材が必須です。個人では難しい問題もありますが、「浅草ものづくり工房」に入居することで、スタッフや各専門家などからの支援やアドバイス、また最適な環境の提供によってより多くのチャンスをつかむことができる可能性があります。これからのものづくりを担う事業者、起業を本気で考えている個人、創業間もない法人には、最適な施設と言えるでしょう。