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個人のものづくり向けの製造業者の探し方のポイントは

コラム 2022.09.05

ここ数年、企業に所属している人だけでなく個人で「ものづくり」をする人が増えてきました。3DプリンターやフリーライセンスのCADが普及したことによって、個人でも市販品さながらの製品設計が可能になったのです。しかし、さらにいい製品をといった次の段階を考えた時、製造業者への依頼が必要。対企業ならスムーズに話が進んでも、対個人になるとさまざまな対応が変わってきかねません。
今回は、個人でものづくりをする際の製造業者の探し方のポイントを解説しますので、ぜひ参考にしてください。

【目次】
1.製造業者の探し方は問い合わせと情報収集が重要
2.個人のものづくりの開発案件を受ける体制が整っている製造業者を選ぶ
3.製造業者が設備や技術的に対応しているか確認
4.今回のまとめ

製造業者の探し方は問い合わせと情報収集が重要

自分のものづくりに合った製造業者を見つけるのは簡単なことではありませんが、アイデアを製品化するためには必須です。最適な業者を見つけるために情報収集をしっかりとしましょう。最近はインターネットの発達によって遠方の企業の情報もスムーズに入手できます。1社だけとなると技術面やコスト面で比較ができないため、気になる企業をいくつかピックアップして実際に問い合わせをしてください。
自分のアイデアを製品にするための企画書や図面作成、材料や加工方法の選定など事前に相談したい内容をまとめておくとよりスムーズに話が進みます。レスポンスが早く、自分の考えに近い企業を探すことが大切です。

個人のものづくり開発案件を受ける体制が整っている製造業者を選ぶ

個人向けのものづくりの製品開発案件に対応している、適切な製造業者を探す必要があります。いくつか気になる企業をピックアップしても、その企業が製品開発案件に対応していなければ製品化に対する交渉は難しくなりかねません。既存の顧客対応で忙しい場合、個人相手に時間をかけることを避けたいと思っている企業もあります。相手の事情や状況を把握するための情報収集も必要です。
一方で、小さな案件の積み上げが新規開拓のチャンスになると考える企業もあります。ホームページに「1個からでも試作可能」と掲げている町工場を探してみても良いでしょう。個人に対応した実績があればハードルはさらに下がります。

製造業者が設備や技術的に対応しているか確認

製造業者の設備や技術が自分のものづくりに対応しているかが重要なポイントになってきます。自分が依頼したい内容をきちんと整理しておいてください。頼みたい物の材質や加工方法・図面がない場合や試作品の製作などに対応してくれるのかなど、細かいところまで確認が必要です。また、企業のホームページでどのような製品を作っているのか、その企業の強みや取り組み事例などを見て、自分が依頼したいものが実現できそうかどうか確認しましょう。

今回のまとめ

個人でものづくりをするのは限界があります。製造業者に依頼して製品を作る場合、事前の情報収集が大切です。数社か気になる企業に問い合わせをして比較してみると良いでしょう。事前に相談したい内容をまとめておくとスムーズに話が進みます。
個人のものづくりに対応が可能な企業を探す必要があります。自分の求める設備や技術が整っているかなどについても併せて確認するのがおすすめです。

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