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デジタルファブリケーションとは?来るべきファブ社会の基本
デジタルファブリケーションとは、ものからものを作るわけではなく、データからものを作ることです。今回は、今後さらなる活躍が予想されるデジタルファブリケーションについて概要を解説し、ファブ社会についてもご紹介します。個人で商品開発を考えている人はぜひ参考にしてください。
【目次】
1.デジタルファブリケーションとはデジタルデータをもとにしてものづくりを行う技術のこと
2.ものづくりをデジタルデータとして流通させて販売するファブ社会が到来しつつある
3.ファブラボの普及もファブ社会到来の証拠
4.今回のまとめ
デジタルファブリケーションとはデジタルデータをもとにしてものづくりを行う技術のこと
デジタルデータをもとにものを製作する技術のことをデジタルファブリケーションと呼びます。3Dプリンターやレーザーで加工するレーザーカッターなどが有名です。すでに私たちの生活を豊かにするために活躍しています。
製作においては、3Dプリンターなどコンピューターに繋がれたデジタル工作機械を使います。3DCGなどのデジタルデータをもとに、さまざまな素材を切り出すことによってものを成形することが可能です。
これまでの製造技術では作ることが難しかったものも、デジタルファブリケーションによって作り出せるようになりました。個人レベルで新しいものづくりのアイデアを産み出すことができ、実際に作成できることは革新的な進歩だと言えるでしょう。
ものづくりをデジタルデータとして流通させて販売するファブ社会が到来しつつある
ファブ社会とは、産み出したアイデアやイメージをデジタルデータ化して、ネットワーク上で流通させることで販売できる仕組みのことです。データの流通や販売できる仕組みは、年々価値のあるものになってきました。
ファブ社会がもっと一般的になると、個人レベルのアイデアによってオリジナル製品が産み出され、独自に発表することができます。デジタル上のデータは、日本中そして世界中に簡単に送ることができるのがメリットです。
企業と企業の結びつきから個人と企業の結びつきへと広がり、新しく自由なイノベーションが期待できるでしょう。個人レベルでのオリジナルの製品開発は、企業レベルでの製品開発が主であった今までよりも、さらに自由で豊かな生活環境になるはずです。
ファブラボの普及もファブ社会到来の証拠
私たちの生活の中にも、ファブ社会の到来の証拠となるサービスが普及しつつあります。それは、ファブラボと呼ばれる、デジタルファブリケーション機器を個人利用できる施設です。
ファブラボという言葉は聞き慣れないかもしれませんが、組み立て家具を販売しているCAINZの「CAINZ工房」は聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。CAINZ工房は、DIYを楽しむ人に人気のサービス施設です。
溶接のできる溶接ルームなどと一緒に、レーザー加工や3Dプリンターなど一般的に利用機会が少ない機器を利用できるデジタルルームがあります。材料を用意することで、自由にデータ作成から出力までできるのです。デジタルデータに個人や企業など規模の大きさは関係なく、誰でもオリジナルの製品が製作可能です。私達の生活に身近なお店や体験施設で、デジタルファブリケーションは普及しており、ファブ社会が到来しつつあります。
今回のまとめ
デジタルファブリケーションとは、デジタルデータからもものを作り出す技術のことであり、従来はできなかった製作を可能にする技術です。企業や個人など規模に関係なく、新しいシステムでのアイデア開発が発達することで、私たちの生活をより豊かにしてくれる可能性は十分にあるでしょう。