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働きながらでも夢は実現できる?サラリーマンをしながら発明家を目指す時のポイント

コラム 2022.07.21

サラリーマンでありながらいつか発明家になりたいと日々アイデアを貯めている方もいらっしゃるのではないでしょうか。勤務している企業に関連する、または別ジャンルでも発明家になれるチャンスはあるのです。
今回は、サラリーマンが発明家として収益を得られる事例や発明家を目指す際のポイントについてご紹介します。

【目次】
1.サラリーマンが発明家を目指すメリットとは?
2.サラリーマンが発明家になる方法
3.発明家として成功したサラリーマンの事例
4.今回のまとめ

サラリーマンが発明家を目指すメリットとは?

サラリーマンが特許を取って発明家となるメリットは、ライセンス使用料として収益を得られる点です。
また特許を取得した発明内容が自社の業務に関連する場合には、「自社開発」としても宣伝できます。営業をかけるシーンや広告展開する場合において、大きな魅力となるでしょう。

サラリーマンが発明家になる方法

サラリーマンが発明家になるケースは、主に2つです。1つはサラリーマンが日々行っている業務の中での開発であり、「職務開発」と呼ばれます。もう1つは日々勤めている業務とは関係がないジャンルにおける個人的な開発。つまり、サラリーマンでなくてもできる発明であり、「自由発明」と呼ばれます。

職務発明

2004年に特許法が改正されています。便利で特許がとれるような開発をした場合、会社全体だけではなく開発者個人が利益を得られる規定が義務化されました。
日々の業務において、今までになかったアイデアを生み出し開発に活用すればサラリーマン発明家として利益を得られます。ただし、複数の従業員によって開発された場合はチーム全体で報酬が分配されるため、必ずひとりで報酬を得られるわけではありません。

自由発明

職務開発は開発や技術を日々の業務としている部署でなければチャンスが少ないですが、自由発明なら業務とは別になるので職種は問われません。日々の生活において生まれたアイデアを活用し、発明すれば自由発明となります。
ただし、特許を取得するにあたり会社の規則でどのように定められているか確認しておかなければいけません。また、権利収入の収益が副業に該当するかどうかも、チェックしておくべきポイントです。

発明家として成功したサラリーマンの事例

発明家として収入を得られたサラリーマンの成功事例について、職務発明と自由発明それぞれご紹介します。

職務発明:発光ダイオード

特許法が改正されるきっかけにもなったと言われているのが、発光ダイオードの発明です。さまざまな機器部品を開発している企業の従業員が、従来のランプよりも少ない電力で発光できる技術を開発しました。
現代において発光ダイオードは自動車のヘッドライトや電光掲示板、信号機などとても身近な部分で多く活用されています。

自由発明:みそ汁上手

みそ汁上手は味噌汁をつくる際に必要な分量を図りつつ、そのまま溶かせるアイテムとして、多くの人に活用されている商品です。
商品のアイデアを考えたのはサラリーマンで、単身赴任中にうまく味噌汁を作れないといった悩みから生まれました。個人にて特許を取得しており、自由発明の代表的な成功事例です。

今回のまとめ

多くの人に役立つ製品が、日常のちょっとしたアイデアから生まれることは決して珍しくありません。製造業に勤めている方は職務発明として、自分が考えた発明に対して報酬を貰えますし、製造業以外でも自由発明として個人で特許を取得できれば権利収入が得られます。
しかし、アイデアからカタチにするまでが大変な作業であり、試作品を何度も製作して試行錯誤しなければいけません。企業に試作品製作を依頼する際には、問題点や改善点を指摘してくれる企業へ依頼することをおすすめします。

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