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資金力が成功を左右する?個人がものづくりで起業をする際の資金調達の方法

コラム 2022.07.06

起業を考えている方の中には、ものづくりで起業したい方も少なくありません。起業するとなれば、必要となるのは運営資金です。理想は自己資金ですが、手持ちがないまま起業しようとする方もいるのではないでしょうか。少しの資金なら不用品売買などで確保できますが、まとまった資金となるとそうはいきません。今回は、起業するときの資金調達の方法についてご紹介します。

【目次】
1.ものづくりで起業する際に利用できる個人向け融資制度
2.ものづくりで起業したい個人必須「ビジネスカード」の作成
3.クラウドファンディングを活用してものづくりで起業するための資金調達
4.今回のまとめ

ものづくりで起業する際に利用できる個人向け融資制度

ここでは、ものづくり関係で起業するときに利用できる融資制度をご紹介します。

個人向け融資制度

補助金制度の一種であり、補助金であるために返済義務がありません。資金調達では、最初に補助金を利用できるかどうかを確認してください。

小規模事業者持続化補助金

商工業を行う個人事業主向けの補助金制度です。経営計画書を作成し、計画書通りに販路拡大を行えば、上限50万円までを補助してもらえます。経営計画書の作成では、地域の商工会議所や商工会の助言を受けると良いでしょう。

ものづくり補助金

革新的な製品やサービス、生産プロセスやサービス提供の改善に必要な設備または投資にかかる資金を補助してくれる補助金制度です。補助金額は100~1,000万円まで。事業が海外直接投資などに該当すれば、補助金額は3,000万円までアップします。

ものづくりで起業したい個人必須「ビジネスカード」の作成

ビジネスカードとは、法人カードとも呼ばれておりクレジットカードの一種です。クレジットカードを使えば、融資を受ける前にカード決済により支払いを遅らせる方法が使えます。ビジネスカードは法人設立後でも発行可能です。遅れずに支払いを続ければ、カードの利用限度額アップも見込めます。
カード払いにすると、購入から1ヶ月または2ヶ月先に支払日が来るため、支払いを遅らせることも可能です。同じ額を取引しても、現金取引よりも資金繰りに余裕が生まれます。
またカード払いにすれば、ポイントが貯まるので貯めたポイントを支払いに回したり、備品購入に充てたりも可能です。個人のクレジットカードと比べるとポイント還元率は低いですが、それでも高額取引になれば、たくさんポイントが貯まるのでお得と言えるでしょう。

クラウドファンディングを活用してものづくりで起業するための資金調達

インターネットで不特定多数の人に資金提供を呼びかけて、目標資金を確保する方法がクラウドファンディングです。起業後に自社サイトを作成すれば、サイトで資金提供を呼びかけられます。しかし、現在はクラウドファンディングを利用できるサービスがあるので、そのサービスを利用した方が資金は集まりやすいでしょう。例えば、マクアケやキャンプファイヤーなどのサイトです。
クラウドファンディングでは、どんな目的で集まったお金を使いたいかアピールし、それを見て賛同した人が資金を提供します。そのため、魅力あるアピール内容でないと目標資金が集まりません。
クラウドファンディングでは資金提供者に金銭または物やサービスでのリターンを提供するのが一般的ですが、リターンを提供しない寄付型もあります。
また、株式ならば投資家に企業で発生した利益を還元しないといけませんが、クラウドファンディングであれば還元の必要がありません。

今回のまとめ

ものづくりで起業するときに資金調達を行う際は、補助金制度を利用すると便利です。今回ご紹介した以外の補助金制度もありますので、まずは利用できる補助金制度がないか調べてみてください。
さらに、クラウドファンディングでの資金調達もおすすめです。また資金繰りに困っているならば、ビジネスカードを利用すると支払いを遅らせることも可能となります。
様々な方法を駆使して資金を調達し、起業を成功させてみてはいかがでしょうか。