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個人でもできる!OME商品開発するメリットとデメリット

コラム 2022.06.27

個人がオリジナル商品を製作して市場に流通させる方法のひとつがOEMです。OEMを活用すれば、自身のアイデアや発明品の権利を持ちつつ、高い収益を目指せきます。ただし、個人がOEMで商品を販売していく際には、注意しなければならないポイントがあるのも事実です。この記事では、個人がOEM商品開発をするメリットとデメリットや成功事例をご紹介します。

【目次】
1. 個人でOEM商品開発するメリット
2. 個人でOEM商品開発するデメリット
3. OEM商品開発での成功例
4. 今回のまとめ

個人でOEM商品開発するメリット

OEM商品開発を個人で行うメリットをご紹介します。

独占的販売と利益拡大

個人で商品開発をし、特許を取得すれば商品の独占的な販売が可能です。特許を取得している以上、他社がマネすることはできません。オリジナル商品の販売で他社との価格競争が起きないため、より大きな利益を得られます。

常に商品をバージョンアップできる

オリジナル商品を販売後に、消費者の意見などを取り入れて既存の商品を改善し、バージョンアップしていくことも可能です。例え同じ分野で競争相手が出てきたとしても、改良を繰り返して付加価値の高いものを販売すれば、安定して売上を伸ばせるでしょう。

チャンネルを広げやすい

個人であれば企業の制約を受けずに、自由に販売チャンネルを広げていくことができます。オンラインショップであれば、「Amazon」「楽天」「Yahoo!ショッピング」などさまざまなプラットフォームがあるので、チャンネルを増やすことで売上も飛躍的に伸びるでしょう。

卸販売のチャンスが生まれる

販売したオリジナル商品が好調であれば、他事業者から「仕入れをしたい」と相談を受けるかもしれません。自身の商品を多くの店舗やECサイトなどで販売できるようになれば、それだけ売上もアップします。

個人でOEM商品開発するデメリット

OEM商品開発を個人で行うデメリットをご紹介します。

ロット数が多くコストがかかる

商品を販売して売上を上げるには、商品を大量に製造しなければなりません。数百、数千という数で製造するため、当然製造コストが大きくかかります。個人の場合、製造にかかる初期費用をどうするかという点がひとつのハードルです。

大量に在庫が残るリスクがある

大量に商品を製造して販売を行っても、商品が予想通りに売れるとは限りませんから、在庫を大量に抱えてしまうリスクがあります。そのため、市場の動向や商品のニーズを詳しく分析し、どのくらいの量を製造するかを慎重に検討することが必要です。

商品の製造に時間がかかる

製造を依頼する業者によっては、イメージ通りの商品ができなかったり、製造に時間がかかってしまったりすることがあります。場合によっては初回の発注から商品完成まで数か月かかることもあるので、事前のスケジュール管理は重要です。

OEM商品開発での成功例

個人のOEM商品開発の成功事例をご紹介します。

おそうじペン先すーぴぃ

主婦発明家として知られる松本奈緒美さんが開発した掃除用品です。売上14万個以上の大ヒットを記録しました。掃除機の先にペン型のノズルを取り付けるのが特徴で、狭い場所にフィットさせながら掃除できます。
ノズルの裏表に柔らかいボアがついているため、目に見えない背面部分のホコリも拭き取ることが可能です。使い捨てではなく、汚れたら洗って何度も使用できるので経済的でしょう。

すくっパッ

同じく主婦発明家のさかいゆうこさんが開発したアイデア商品で、グリルで焼いた魚を簡単に取り出して、盛り付けできる調理器具です。グリルの網目に沿って焼き魚をすくうことができます。すくうだけでなく、つかむ、ひっくり返すなどの使い方もできるので、フライパンや鍋料理、サラダの盛り付けなどでも活躍するでしょう。

今回のまとめ

個人のOEM商品開発には、単に独占販売したり、利益を高めたりするということ以外に、「自身のアイデアから生まれた商品が、たくさんの人の手に渡る」というロマンがあります。
価値あるものを創造し、多くの人々を幸せにするのはやりがいのある仕事と言えるでしょう。試してみたいアイデアがある方は、OEMを活用してぜひチャレンジしてみてください。