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商品開発や個人のものづくりで勉強になるものづくりフェスに足を運んでみよう

コラム 2022.06.13

今までにない技術や商品を生み出すには、斬新な発想が肝心です。しかし、ひとりで考え込むとなかなか新しいアイデアが浮かばず、開発が思うようにいかないことも少なくありません。そこでおすすめなのが、さまざまな技術が一堂に会する「ものづくりフェス」です。今回は、ものづくりフェスの概要や、参加するメリットなどについて詳しくご紹介します。

【目次】
1. ものづくりフェスは新しい技術が集まる場所
2. 開発者のコンセプトに触れることでものづくりの勉強になる
3. フェスに参加することで視野が広がる
4. 今回のまとめ

ものづくりフェスは新しい技術が集まる場所

ものづくりフェスとは、その名のとおり「ものづくりのフェスティバル」のことであり、新しい技術が集まる場所です。地域によっては「ものづくりフェスタ」「ものづくりフェア」などの名前で開催しています。ものづくりフェスの主な目的は次の2つです。

日本のものづくり文化の情報を発信する

ものづくりフェスを開催することで、地域で活躍する優れた職人たちの高度な技術や優れた商品を多くの人に知ってもらうことができます。

ものづくりの楽しさを伝える

ものづくりフェスでは無料の製作実演や体験教室なども開催されています。実際にものづくりを体験することで、自分にも社会に役立つモノができることに気づいたり、試行錯誤して完成させたときの達成感を味わえたりするのです。そして、ものづくりの楽しさを再認識する方も少なくありません。
優秀な人材を確保するためにものづくりの楽しさを伝えることも、ものづくりフェスの大きな目的のひとつです。

開発者のコンセプトに触れることでものづくりの勉強になる

ものづくりでは技術力が注目されがちですが、商品開発をする際にはコンセプトの方がむしろ重要です。ものづくりでコンセプトが重視される主な理由には、次のようなものがあります。

商品開発がスムーズにいく

商品開発は何度も何度も試作を繰り返し、商品を完成させていくものです。特にプロジェクトチームを組んで商品開発に取り組む場合、各々の考えが違うと目的地を明確にすることができません。
個人で商品開発をする場合も、考えがブレないようにコンセプトを言葉にしておくことで、商品開発もスムーズに進められます。

付加価値のある商品を開発できる

コンセプトを意識して商品開発すれば、他社の類似商品との差別化が可能です。差別化できれば完成した商品に付加価値を付けて売り出だせるので、価格競争に陥るリスクも減らすことができます。
ものづくりフェスでは開発者からコンセプトの説明を聞けるチャンスもあるので、ものづくりに興味がある人にとっては大変勉強になるはずです。

フェスに参加することで視野が広がる

ものづくりフェスは、ものづくりに取り組んでいる人や今後ものづくりにチャレンジしてみたい人に参加してもらいたいイベントです。ものづくりフェスをおすすめする理由は次の2つです。

参加することで視野が広がる

2021年に開催された「モノづくりフェア2021 Onlineコネクト!」には、治具製作業者、精密歯車製作業者、表面加工業者など普段あまり耳にしない業種の企業も参加しています。ものづくりフェスでは、今まで知らなかった業界の人達とコンタクトが取れるので、視野を広げる大きなチャンスになるでしょう。

ものづくりにも役立てことができる

個人で商品開発をすると、行き詰まることも少なくありません。ものづくりフェスに参加して製作実演や体験教室などに参加すれば、ちょっとしたことから問題解決の糸口を見つけられる可能性もあります。

今回のまとめ

商品を開発したら特許を取得することも可能ですが、特許は早いもの勝ちです。いくら素晴らしいアイデアを持っていても、他の人に先を越されてしまったら意味がありません。
ものづくりフェスはアイデアを実行に移すきっかけにもなります。ものづくりフェスは全国各地で開催されているので、ものづくりに興味のある方はぜひ参加してみてください。