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大手メーカーにはない個人のものづくり・発明の魅力とは
「どんなに素晴らしいアイデアがあっても、商品開発には高い技術力と豊富な資金が必要だろうから、商品化なんて無理」と思っている方もいるかもしれません。特に資金がない場合は、昔は企業にアイデアを売り込んで商品化してもらうのが主流でした。しかし今は、社会やモノのシステムの変化に伴い、個人での商品開発もできるようになっているのです。今回は、大手メーカーにはない個人のものづくり・発明の魅力について解説します。
【目次】
1.ものづくり・発明ではひとりメーカーが台頭している
2.ひとりメーカーが新たなムーブメントを起こすこともある
3.ムーブメントだけでなく個人のものづくりには独特の温かみがある
4.今回のまとめ
ものづくり・発明ではひとりメーカーが台頭している
ひとりメーカーとは、企画からデザイン、生産、流通まですべてをひとりでこなすこと。ヒット商品というと大手メーカーが生み出すものでしたが、近年ひとりメーカーが台頭しています。その主な理由は次の3つです。
副業が解禁になった
すべての企業で副業を認めているわけではありませんが、副業として商品を開発し販売することができるようになり、自分の経験を生かして商品開発に取り組む人が増えています。
資金調達がしやすくなった
クラウドファンディングによる資金調達ができるようになったため、人々を魅了するアイデアであれば資金不足を理由に商品開発を断念することも少なくなっています。
3Dプリンタが値下げした
商品開発には3Dプリンタが必要です。FDM方式の3Dプリンタの特許が切れ数万円出せば購入できるようになり、気軽に商品開発に取り組めるようになりました。
ひとりメーカーが新たなムーブメントを起こすこともある
たったひとりの人が開発した商品が、世界を動かすような新たなムーブメントさえ起こすこともあります。ここでは、その理由について見ていきましょう。
奇抜なアイデアを形にできる
新しいムーブメントとは今までにないアイデアから生まれるものです。全部をひとりで行うひとりメーカーは、奇抜なアイデアでも反対意見がないので商品化しやすいでしょう。
ニーズをキャッチし迅速に対応できる
商品開発で重要なことは、人が必要としているものをどこよりも早く商品化することです。ひとりメーカーは組織ではないので、思い立ったらすぐに行動に移すことができます。
販路の開拓がしやすくなった
SNSを使えば日本国内のみならず海外の人にも商品の宣伝ができるようになりました。お金をかけずに販路開拓がしやすくなったのも、ひとりメーカーが新たなムーブメントを起こせる理由のひとつです。
ムーブメントだけでなく個人のものづくりには独特の温かみがある
ひとりメーカーの商品は大手メーカーにはない独特の温かみがあるのも特徴です。その主な理由として以下の点が挙げられます。
ひとりなので自由な発想ができる
大手メーカーはプロジェクトチームを組み商品を開発するため、企画の段階でアイデアが却下されることも少なくありません。一方、ひとりメーカーはだれかに否定される心配がないため、自由な発想ができます。もともと資金が少ないため、万人受けする商品ではなく、最初からターゲットを絞ってデザインや使い心地にこだわり商品を企画する人も多いです。
夢を形にしたいという思いが強い
大手メーカーは経営を維持するために商品を開発して利益を上げなくてはいけません。ひとりメーカーは夢を形にしたいという思いから、細部にこだわり時間をかけて商品開発に取り組む人が少なくありません。
今回のまとめ
ひとりメーカーでは責任があるものの、誰にも邪魔されることなく全てを思い通りにできる楽しさがあります。商品が完成したらSNSを使って宣伝して、人気が出れば多くの利益を上げることも可能です。アイデアがあるのに技術力がないという場合は、OEMで商品開発することもできるでしょう。あなたが欲しい商品は他の人も欲しいはず。既にアイデアがある方は、商品開発を検討してみてはいかがでしょうか。