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ものづくりの週末起業を始める前に準備しておきたいこと

コラム 2022.05.13

趣味でものづくりを楽しんでいるうちに、「ビジネスとしてやっていけるのでは」と思ったことがある方もいるのではないでしょうか。今、会社を辞めずに起業する「週末起業」に挑戦する人が増えています。
今回は、ものづくりで週末起業を始める前に準備しておくと良いことをご紹介しますので、販売方法やスケジューリングの仕方など準備のコツを確認していきましょう。

【目次】
1.週末起業で作ったものを販売するための方法を決める
2.週末起業のものづくりに使える作業時間を確保するための方法やスケジュールを考える
3.ものづくりのための道具や材料を準備する
4.今回のまとめ

週末起業で作ったものを販売するための方法を決める

作品販売を決意してまず検討すべきは、「どのように販売するか」についてです。ものづくり作品を販売できる方法は、大きく3タイプに分けられます。

インターネット上で販売

フリマアプリや作品販売専門サイト、ECサイトなどへ出店したり、ネットショップを開設したりする方法です。

委託販売

近隣のカフェや雑貨店に持ち込んで店舗の一角に作品を展示させてもらい、委託料を支払って接客と梱包、販売を委託する方法が一般的ですが、ものづくり作品専門のレンタルボックスも登場しています。

イベントに出店

フリマやフェスなどに参加し、場所代を支払って実際に接客しながら販売する方法です。

鉄則は小さく始めること

販売方法はひとつに絞る必要はありませんが、週末起業は「小さく始める」ことが鉄則です。使える時間や作品数、販売目標などと照らし合わせながら少しずつ活動の幅を広げていくようにすることをおすすめします。

週末起業のものづくりに使える作業時間を確保するための方法やスケジュールを考える

週末起業とはいえビジネスですので、「作業時間やスケジュール管理ができず制作できない」といった状況は避けなければなりません。週末起業においても、ビジネス効率化メソッドの「PDCAサイクル(Plan(計画)/Do(実行)/Check(評価)/Action(改善))」が役立ちます。
まずは、「Plan」である年間の目標売上金額を明確にしてください。モチベーション維持のためには、「頑張れば達成できそうな額」を設定するのがおすすめです。年間目標額>月間目標額>月内の稼働可能日数を逆算していくことで、1回の作業に必要な時間や作れる数が見えてきます。
販売方法のなかでも「イベントに出店する」ケースでは販売に時間をとられてしまうことから、販売頻度も含めた作業時間の検討が必要です。
作業の実施は「Do」にあたります。作業完了後は「Check」のタイミングです。2週間~1ヵ月ごとに目標達成率を振り返りましょう。振り返りから反省点や改善点が見えてくるので、これらの対策を取る「Action」に進みます。このようなサイクルでビジネスの拡大を目指していくのです。

ものづくりのための道具や材料を準備する

スケジュールの見通しが立てば、いよいよ販売用のものづくりの開始です。
制作に必要な道具や材料は、都度、必要最低限を仕入れるのがポイントです。はじめに材料を増やし過ぎると、何がどこにあるのか把握しづらくなってしまいます。そうなると、作業以前に「材料を探し出す」ために無駄な時間がかかってしまうのです。
また、「購入者の元に無事に届く」ところまでがビジネスだと考えることが大切になります。購入者の満足度を高めてリピーターになってもらうためには、作品の良し悪しばかりでなく、気持ちのよい取引も重要ファクターですので、販売のための材料の準備も重要です。

今回のまとめ

会社の休日を使って始められる週末起業は、金銭面だけでなくメンタル面においても豊かさをもたらすことが期待できるでしょう。おうち時間を楽しく有意義なものにするためにも、ぜひ好きなことを仕事にして過ごしてみてはいかがでしょうか。