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商品を試作する際は市場に類似商品が出回っていないか確認しましょう
試作品の製作を検討している方の多くは、自分なりに発明、開発したい商品を具体的な形にしようと考えているのではないでしょうか。しかし、新商品を発明したいと思っていても、すでに販売されている商品で類似品が存在していたら、試作品が無駄になってしまいかねません。今回は、試作品を製作する前に似ている商品がないか調べる方法をご紹介します。
【目次】
1. まずはブラウザで類似商品がないか検索
2. ホームセンターや100円均一で既に発明・量産されている場合も
3. 商標登録されていないかチェック
4. 今回のまとめ
まずはブラウザで類似商品がないか検索
誰でも簡単に調べられる方法が、インターネットによる一般的な検索サイトの活用です。自分が試作品として製作を検討しているアイテムに、関連するキーワードを入れて調べます。
検索サイトによってはWeb記事だけでなく、ショッピングや画像での検索も可能です。他にも1種類のキーワードだけでなく、複数入力したり組み合わせてみたりといった方法で、幅広く調査してみましょう。
また、検索サイトだけでなく、大手ネットショップのサイト上で検索してみるのも、似ている商品を見つけやすい方法です。同じジャンルのカテゴリーに絞ったり、関連するキーワードの入力をしたりすることで発見できます。ホームセンターや生活雑貨を取り扱っており、かつアイテム数が多いショップを探すのがおすすめです。
ホームセンターや100円均一で既に発明・量産されている場合も
試作品で市場にないか調べる方法として、インターネットだけではなく自分自身の目で見て調べることも大切です。特に下記の3点はアイデアの宝庫ともいえる店舗なので、試作品の製作を依頼する前にぜひチェックしておきましょう。
・ホームセンター
・100円ショップ
・生活雑貨店
中でもホームセンターは、具体的に商品化された家電や生活雑貨を中心に見てみるのにぴったりです。小物ではなく大型電化製品の試作を考えている方は、まずホームセンターに足を運んでみましょう。
家事などで活用できるちょっとしたアイテムは、100円ショップや雑貨店でも見つかります。同じチェーンでも店舗によって品揃えは変わるので、小物で新たに便利グッズを開発したい方は、複数の100円ショップを見てみるのがおすすめです。
各店舗に足を運ぶとご自身が考えたアイデアに近い製品を見つけるだけでなく、試作品作りに使える素材でアイデアがもらえる場合もあります。試作品の模型やモックアップを製作して動きを確認したい場合、100円ショップの素材は役立つ商品が少なくありません。
商標登録されていないかチェック
一見して市場に出回っていなくても、すでに特許として出願登録されていないか把握しておかなければいけません。
検索やホームセンターで調べて見つからなくても、特許を取得している商品と類似しているものを販売してしまうと、後々大きなトラブルに発展しかねません。特許に登録されている内容は「特許情報プラットフォーム」にて、下記に登録されたものを検索し、調査することが可能です。
・意匠登録
・商標登録
・特許・実用新案
使い方も難しくなく、意匠や商標などジャンルを選んでからキーワードを入力すれば関連する製品を検索できます。特に一般消費者へ販売するような新製品の開発を考えている方は、試作品の製作前に必ずチェックしておくべきサイトです。
今回のまとめ
試作品を製作する前には、すでに市場で同様の製品が販売されていないか調べておきましょう。せっかく時間と労力をかけて完成させても、同じ製品があったら製品化はできません。
調べる方法としては一般的な検索サイトに加えて、ホームセンターや100円ショップなどの実店舗でのチェック、そして商標登録検索サイトでの調査などが挙げられます。調べた上で似ている商品がなければ、試作品として製作してみましょう。