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個人が商品開発を行う際に立てておくべき開発計画とは

コラム 2022.03.11

オリジナル商品の開発をより計画的に進めるためには、わかりやすい開発計画が必要です。何事にも具体的なスケジュールやプランニングは欠かせないものですが、個人で商品開発を行うとなると、やるべきことはさまざまあるものです。たくさんのタスクを抱えることになるからこそ、効率的かつ失敗なく商品開発を進めるためには計画性を持たせることが重要になります。
また、アイデアを具現化したいと思っていても何をすればよいのかわからない人にとっても、細かい開発計画は役に立ちます。そこで今回は、個人が商品開発を行う際に立てておくべき開発計画について解説していきたいと思います。

【目次】 
1.コンセプト・設計・デザインを考える計画
2.試作品製作の計画
3.資金調達の計画
4.販促・量産の計画
5.今回のまとめ

コンセプト・設計・デザインを考える計画

はじめに意識しておきたいのは、商品開発におけるコンセプトやデザイン、設計におけるプランです。どのような商品を誰に向けて作るのかをまず明らかにしたうえで具体的な商品デザイン・設計を整理していきます。最初は簡単な草案を出し、「何のための商品開発なのか」「誰にどう貢献できるのか」「商品が持つコンセプト・世界観はどのようなものなのか」などを具体的なものにしていきましょう。
そのうえでさらにターゲットとなる人がその商品を持つことでどのようなベネフィットが感じられるのか明らかにすることも重要です。
また、個人となると規模も限られるため、一般的に会社規模で量産されているものとどのように差別化を図るのか、個人ならではの魅力とは何かなどの点を考えていくことも欠かせません。

試作品製作の計画

商品開発のさまざまなプロセスの中には、試作品製作という工程が含まれます。試作品は、その商品を実際に試作品として設計してみて、商品化が可能なのか自分自身でチェックしたり、例えば出資してくれる人にプレゼンしたりする際に活用します。個人の商品開発においては試作品製作をサポートしてくれる会社への相談が望ましいといえるでしょう。
商品の品質や安全性、コストを削るための工夫ポイントなどを相談しつつ、個人の商品開発を支えてもらえるため、計画を練る際には大いに役立つでしょう。

資金調達の計画

個人で商品開発を行う場合でも、資金調達については入念に考えなければなりません。資金調達の方法としては、補助金やローン、クラウドファンディングなどさまざまな方法が挙げられますが、商品開発には規模によって100万円以上の金額が必要になることも珍しくありません。
金額が大きくなればなるほど資金調達をどうすべきかは重大な課題になってくるため、商品コンセプトやデザインなどを具体化していく際に資金のことはあわせて考えていくべきといえるでしょう。

販促・量産の計画

商品開発が決まったら、どのように商品を世の中の人に知ってもらうのか、販促計画を練る必要があります。公式ホームページやブログ、SNSなどを活用して商品を告知するオンライン集客が現代ではやはり効果的です。上手に各媒体を活用すれば、個人でも商品を不特定多数の人に知ってもらえる可能性があります。
また、量産数はどうするのかなど量産の計画についても、試作品製作や資金調達などの段階でしっかりと考えていく必要があるといえるでしょう。

今回のまとめ

個人の商品開発の場合、初めて商品開発にチャレンジする人も多いでしょうから、さまざまな方面に目を向けて計画を具体的に練ることが大切です。最初の段階のコンセプト決定や企画・デザイン作りや資金調達の方法、試作品製作、販促など考えなければならないことはさまざまあります。これらのことを整理せずに見切り発車で商品開発を始めると、失敗につながる可能性は高まるため要注意です。個人の商品開発や発明を支援してくれる業者にも適宜相談しつつ、オリジナル商品の開発計画をスムーズに進めていきましょう。

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