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個人が商品開発する際に行う検証・検査とは

コラム 2021.12.13

「こういったものがあればいいのになあ…」このように、日々の生活の中で生まれるアイデアを商品として開発したいと考える人も増えています。その一方で、オリジナル商品開発をどこに依頼すればいいのか分からない…。どのような手順が必要か分からないとお悩みの方のために、商品開発のプロセスの中で欠かせない「検証・検査」についてご紹介します。

【目次】
1.商品開発に欠かせないコンセプト検証とは?
2.商品開発に試作品検査は必須
3.商品開発を成功させるセントラルロケーションテストとは?
4.今回のまとめ

商品開発に欠かせないコンセプト検証とは?

商品開発を行う際に考えるべきなのが、ターゲット選定とコンセプト開発でしょう。どのような人に販売することで、どのようなニーズを満たし、悩みを解決させるのか、具体的手段となる方法は、という3つの要素を決める必要があります。このように決められた商品開発のコンセプトが本当にターゲットとしている市場に適合するかの検証が必要です。これは、コンセプト調査やコンセプトテストと呼ばれるものです。
市場に受け入れられるのか、また市場において競争力があるかといったことを検証していきます。これは、商品開発において比較的初期に行うべきものです。ネットでアンケート調査を行う方法や、複数のモニターを募集してヒアリングするなどの方法があります。

商品開発に試作品検査は必須

コンセプトの検証などが終わり、開発する商品のコンセプトなどが確定したら試作品を製作。今度は、より商品の完成度を高めるために、試作品テストを繰り返して、商品をブラッシュアップする段階に入ります。試作品テストでは、競合品との比較をしっかりと行い、差別化を図れているかを確認することが大切です。
この段階で、耐久性をみる検査や動作確認、商品によっては性能検査、物性試験といったものを外部委託して検査する必要もあるでしょう。数値化したデータがあれば、宣伝広告の際に説得力のある強みとして打ち出すこともできます。
ただし、商品テストを請け負うテスト機関は個人からの依頼を受けているところと、そうでないところがあるので注意が必要です。

商品開発を成功させるセントラルロケーションテストとは?

試作品検査を経てブラッシュアップされた製品は、最終的にターゲット層である消費者に製品テストを行うのが一般的です。その際に利用される手法としておすすめなのがセントラルロケーションテスト。短期間でデータ収集でき、反応をその場で確認することで精度が高いデータが得られるのが強みです。
具体的には、調査対象者を会場などに集めてアンケート調査を実施していきます。その場で、製品に触れてもらい、デザインや使いやすさや、有用性を確認してもらいます。会話の中で、新たな改良ポイントなどの声を得られる可能性もあります。最近では、会場に足を運んでもらうことなく行えるオンラインリモート集合調査なども取り入れられています。参加対象者の地域の制限もなく、大量のサンプル収集も可能なのが強みです。

今回のまとめ

個人で商品開発を行うにあたっても、商品のコンセプトがターゲット層に合致しているかなどのコンセプト検証は必要です。また、売れる商品にブラッシュアップするためには、試作品検査を繰り返し、製品検査でリアルな声を聞き出すことが大切。その一方で、個人で試作品製作行うのには限界があるものです。ハツメイトでは、みなさんのアイデアをカタチにする試作品製作から市場調査や競合調査までトータルで商品開発をサポートしています。お気軽にお問い合わせください。