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既存製品を使った商品開発プロセス
新たな製品を一から開発するのではなく、既存製品を使って新製品を開発したいと考える企業も多いのではないでしょうか。既存製品を使えばアイデア考案から試作品製作、製品開発までのプロセスが短縮されるため、いち早く優れた製品を世に送り出すことが可能です。
ここでは、既存製品を使った商品開発プロセスについて解説します。どのようにして既存製品を活かすか、試作品は必要なのかについてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
【目次】
1.既存製品の改良はまず現状分析から
2.ターゲットをずらした商品展開を考える
3.既存製品でも試作品制作は欠かせない
4.今回のまとめ
既存製品の改良はまず現状分析から
既存製品を使って新しい製品を開発するのなら、まずは既存製品の分析から始めましょう。細かく分析をしていけば、既存製品が抱える問題点が浮き上がります。問題点をどのようにすれば改善できるかアイデアを出し合い、そのアイデアに需要はあるかを話し合ってください。
これまでにない、または他社にはないアイデアだとしても、需要がなければ製品は求められません。多くの人に求められる製品ができあがれば製品の高収益化が期待できるため、会社の利益も多くなるでしょう。
ターゲットをずらした商品展開を考える
既存製品の問題点を見つけても、どのように改善すればいいかがわからないときは現時点でのターゲット層を変えてみてください。例えば、現時点では女性向けの製品を男性需要があるものに変えるなどです。
一見男性に必要なさそうなものだとしても、着眼点を変えれば男性に必要なポイントが出てくるかもしれません。ターゲット層を変えれば既存製品をどのように変えればいいかのアイデアがどんどん出てきますので、意見をもとに新しい製品へと生まれ変わるでしょう。
ターゲット層が近いものだと斬新な製品とはなりにくいため、女性から男性などターゲット層を大きく変えることがおすすめです。この点も社内で話し合い、どのようなターゲット層にすれば需要が得られるかを確認しておいてください。
見出し3:既存製品でも試作品制作は欠かせない
既存製品であっても、内容を少しでも変えるのなら試作品製作は欠かせません。試作品は製品のテスト段階のもので、使用感やデザイン性を話し合うために必要です。既存製品であればさほど外観や中身は変えない可能性が高いものの、少しでも変えるなら試作品を作っておきましょう。
試作品を作らずに製品開発をしてしまった場合、開発後に何らかのトラブルが起こるかもしれません。製品化した後にトラブルが起こるとユーザーからのクレームが出る可能性があるため、企業にとってマイナスです。
試作品を作って確認しておけばクレームは防げますので、既存製品の改修が終わった後は試作品製作に取り掛かってください。
今回のまとめ
新製品を一から作り出すとなると長い期間をかけなければなりませんが、既存製品を元に新製品を開発する場合はプロセスを短縮できます。既存製品の現状分析からマーケティング調査、製品の具体案決定後に試作品製作を行いましょう。
既存製品は現段階ですでにターゲットが決まっていますので、新製品開発に行き詰まったらターゲット層を変えてみてください。ターゲットを変えればこれまでになかった斬新な製品ができあがるかもしれません。