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個人のものづくりで工場に発注する際に気をつけたいこと

コラム 2022.04.15

昨今、産業技術の発展により個人でも3Dプリンタや3DCADを駆使してものづくりができる時代です。時に金属加工や精密な作業が必要となる際、実際に工場に発注しているという方もいると考えられます。
しかし、個人で工場に発注する際には、トラブルが生じることも珍しくありません。本記事では、個人のものづくりで工場に発注する際に気をつけたいことについて解説します。

【目次】
1. 個人のものづくりでも工場に発注は可能
2. 個人でもバリエーション豊かなものづくりが可能な環境が整いつつある
3. ただし個人の場合は断られたり料金が上乗せされるケースもあるので注意
4. 今回のまとめ

個人のものづくりでも工場に発注は可能

個人が工場に発注することはできるのかと疑問に思うことも少なくありません。結論からいうと、工場へのものづくりの発注は個人でも可能です。
場合によっては、3Dプリンタといった最新技術が普及するなど、製造業の技術も著しく進歩しているため、個人でも会社レベルのものづくりが実現できます。これにより、個人の発注を受け付ける工場も増加傾向です。
個人で発注を行いたい場合は、受注している工場を探して発注してみることをおすすめします。

個人でもバリエーション豊かなものづくりが可能な環境が整いつつある

昨今では、個人のものづくりの環境が整いつつあり、バリエーションに富んだものづくりが個人でも行えるようになりました。
その大きな要因として、インターネットの普及が挙げられます。インターネットの影響は製造業にも大きな進歩をもたらしており、手軽に使用できるCNC旋盤機や3Dプリンタ、レーザー加工機といった機材や設備が発明されました。機材によっては個人でも所有することが可能なので、工場に発注しなくてもものづくりを行うこと自体は可能となってきたのです。
ただし、個人で所有するには負担となるような機材を使ったものづくりは、現実的とは言えません。そのような場合は、工場への発注を検討してみるとよいでしょう。
個人では限界のある技術や設備を駆使しなければならない場合は工場へ依頼し、個人でも可能な範囲は自身で行うなど、柔軟性が大切です。
個人と工場への外注という2つの選択肢を使い分けることで、個人でもバリエーションに富んだものづくりを行うことができます。

ただし個人の場合は断られたり料金が上乗せされるケースもあるので注意

すでに工場に発注する段階に至っている方もいるでしょう。個人でものづくりの発注を工場に行う場合、以下のような注意点があります。

個人だと断られる恐れがある

個人でのものづくりが普及したこともあり「少ない個数での発注でも問題ない」という工場が増えてきています。
しかし、少ない個数の発注だと受け付けないところもまだまだ少なくありません。そのため、発注の際には複数の工場を候補として挙げておくとよいでしょう。

割高になる恐れがある

個人で発注する場合、ロット数などの関係から割高になるケースもあります。そのため、発注費の相場についてあらかじめ把握しておくことが大切です。

今回のまとめ

今回は、個人で工場へ発注する際の注意点についてご紹介しました。製造技術の発展により、個人でのものづくりが増えると予測される昨今、個人で工場へ発注する際の注意点を把握しておくことは非常に大切です。それにより、個人でもバリエーション豊かなものづくりが可能になるので、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。