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趣味の延長線のものづくりでも支援サイトを利用すれば本格的な製作が可能です

コラム 2022.04.14

趣味としてものづくりを行っている方は少なくありません。ものづくりには、比較的低予算で始められてコツコツと没頭でき、しかも達成感を得られるという魅力があります。趣味としてものづくりをしながらもできれば本格的に製品化してみたい、と考えた場合の強い味方が支援サイトです。
今回は、趣味のものづくりを活かす支援サイトの活用方法や事例に関して解説します。

【目次】
1.趣味の延長線上にあるものづくりを本格的にやりたくなったらどうするか
2.個人のものづくりでも支援サイトの利用は可能
3.ものづくり支援サイトの魅力と活用例
4.今回のまとめ

趣味の延長線上にあるものづくりを本格的にやりたくなったらどうするか

陶芸や工作、編み物など、ものづくりを趣味にしている方は近年のステイホームの風潮などにより増加傾向にあります。最初は趣味で楽しんでいたものづくりが、いつしか上達していき、「本格的な製品化をしてみたい」と考える方も少なくありません。
趣味のものづくりから本格的な製品化を考える際に必要なことは、「製作するための資金」の調達です。
ここでいう必要な資金とは、以下が具体的に挙げられ、実際に製品化して販売にいたるまでの費用であるイニシャルコストを指します。

・製品化を検討するための試作品の製作費用
・商品化をするためのパッケージやデザインの検討費用
・初期ロットの製作費用

個人が趣味の延長線上でものづくりを本格的に行う場合には、まずはこの費用の調達を第一に考えなければなりません。その際に強い味方となるのが「支援サイト」です。

個人のものづくりでも支援サイトの利用は可能

ものづくり支援サイトとは、一般的には中小企業などが新たな製品づくりや新業態にチャレンジする際の窓口となります。
市区町村などの公共機関で運営している公共的な支援サイトと、クラウドファンディングのような形式で民間の組織や団体で運営されている支援サイトの2種類があります。
公共機関による支援サイトは、原則として該当する市区町村に所在する企業が対象であり、所管する市区町村の機関や商工会議所などを通じて、活用する旨の申請が必要です。
また、民間組織の中には中小企業およびこれから起業をする創業者を対象とした支援サイトを運営しており、多くの事業主が活用しています。
趣味の延長として製品化にチャレンジしたいと考えている人にとっては、公共機関が運営する支援サイトは基本的に企業が対象となるので、ハードルが高い可能性があるでしょう。
しかし、個人でも比較的スムーズに利用可能なサービスもあります。おすすめはクラウドファンディング形式の支援サイトです。個人での利用が可能であり、登録者数も多く人気があります。

ものづくり支援サイトの魅力と活用例

クラウドファンディング形式のものづくり支援サイトの魅力は、個人の場合でも、簡単に資金調達が可能となる点です。
資金調達というと、従来は自らの貯蓄を切り崩したり、金融機関に融資してもらったりする方法が一般的で、それなりのリスクを伴いました。
ものづくり支援サイトを活用することにより、資金の返済リスクの心配がなくなり、また支援サイトによるPR効果も期待できます。
ものづくり支援サイトの活用例は、以下の通りです。

・交通事故防止を目的とした光るリフレクターTシャツの製作 獲得資金540,000円
・乳がんサバイバーさんに、キュンとときめく美しいケアブラジャーを! 獲得資金672,000円
・人が集えるセレクトショップ&自然派喫茶をオープンします 獲得資金1,600,000円

この他にも、ものづくり支援サイトで実際の成功例が掲載されていますので、ぜひ参照してみてください。

今回のまとめ

「ものづくりが趣味で、その延長として本格的に製品化し、可能であれば販売をしてみたい」というのは、ものづくりへの愛着があれば当然の気持ちと言えるでしょう。
以前であれば、資金調達などの壁が高くて中々実現が難しい部分がありました。しかし、現在ではものづくり支援サイトを通して、リスクを回避しながら、製品化を実現することも夢ではありません。