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ものづくりにおいて不可欠となるクリエイティブなアイデアの発想法
画期的な新商品を生み出すためには、自分だけのクリエイティブなアイデアが必要です。しかし、そうしたアイデアの閃きは簡単なことではなく、それゆえに商品開発に行き詰まる方も少なくありません。クリエイティブなアイデアの発想においては、実は一定の方法やコツが存在するのです。
今回は、オリジナリティにあふれる商品を開発するためにも、クリエイティブなアイデアの発想法をご紹介します。
【目次】
1.「課題解決」を意識することでアイデアの発想が増える
2.ものづくりのアイデア発想法には「技」が存在する
3.さらにアイデア出しの「プロセスを習得」することでクリエイティブな発想が広がる
4.今回のまとめ
「課題解決」を意識することでアイデアの発想が増える
クリエイティブなアイデアというと、「0から1を生む」「何もないところから閃く」と考える方も多いのではないでしょうか。しかし、実際に何もないところからアイデアを生み出すのは、並大抵のことではありません。
クリエイティブなアイデアを生み出したいなら、まずは「課題解決」を意識することが大切です。消費者のニーズを探ったり、人気商品の課題を探し出したりして、考えるべき問題を明らかにすると方向性が見出せます。そうすることで、新商品につながるアイデアが広がりやすくなるのです。
ものづくりのアイデア発想法には「技」が存在する
ものづくりのアイデア発想法には、共通する「技」が存在します。ここでは4つの方法を解説します。
1、発散
とにかく多くのアイデアを挙げていくという技です。ひとつのアイデアの良し悪しを、立ち止まって深く考えてはいけません。頭を柔らかくして、どんどんアイデアを連想・展開させていきます。
2、収束
数多く並べたアイデアの中から取捨選択する段階です。適宜くっつけたり比較したりしながら、よいと思ったものから順に並べていきます。
3、態度
人にはそれぞれ、アイデアを出しやすい姿勢・行動があります。アイデアや発想に適した態度を見つけ、それに沿って考えを練り上げていきます。
4、総合
これまでご紹介した1から3の技を、一連の流れとして組み合わせて使います。
さらにアイデア出しの「プロセスを習得」することでクリエイティブな発想が広がる
アイデア発想法の技を組み合わせると、より効果的です。これはアイデア出しの「プロセス」ともいえるもので、さらに発想を広げられます。
SCAMPER法
既にある商品・サービスについて以下の7つの質問に答えて、アイデアの効率的な発想を狙う手法です。
・代替できないか
・組み合わせられないか
・応用できないか
・修正できないか
・別の使い道がないか
・省けないか
・再調整できないか
マンダラート
3×3のマスをつくり、中心にテーマを、その周辺に関連する事柄を入れていく手法です。ひとつのテーマに対して8個もの関連を出すことで、意外性のある目新しい発想を狙います。
ブレインストーミング
本来は複数人で、批判抜きでどんどんアイデアを出し合う手法です。頭の中で複数人を想像すればひとりでも実施でき、枠にとらわれない多角的な発想が得られます。
マインドマップ
中心にテーマを置き、そこから分岐する形でアイデアを書き留めていく手法です。思考を見える化させることで、スピード感のあるアイデア発想を目指します。
今回のまとめ
ものづくりに欠かせないクリエイティブなアイデアを生むためには、まず課題解決を意識することが大切です。続いて、発散・収束・態度・総合などの技を用いて、実際のアイデアを練り上げていきます。具体的なアイデア出しのプロセスとしては、SCAMPER法やマンダラート、ブレインストーミング、マインドマップなどが挙げられ、クリエイティブな発想力も鍛えられますので活用してみてはいかがでしょうか。