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個人で試作品製作をする際に配慮したい「商品の安全性」とは

コラム 2022.04.07

個人が自分のアイデアを商品化することは、簡単なことではないというイメージをお持ちかもしれません。アイデアを商品化するためには試作品を製作しなければなりませんし、試作品を製作するためにはそれなりの資金が必要です。
最近では試作品製作の手助けをしてくれるサービスもあり、個人が自分のアイデアを商品化することも昔ほど難しくはありません。ただし、試作品製作にあたってはさまざまなことに配慮しなければならず、そのひとつが商品の安全性です。
今回は、個人が試作品を製作する際に気をつけたい商品の安全性について解説します。

【目次】
1. 商品の安全性が不十分になるリスク
2. 外注することで安全性がアップ
3. 安全性は決してあなどれない
4. 今回のまとめ

商品の安全性が不十分になるリスク

仮に個人で試作品の製作ができたとしても、そこで終わりではありません。商品化までの道のりは長く、試作はまだ始まりの段階です。
製品を開発して商品として販売する以上、製造した者には責任が伴います。それは企業のみならず、個人であっても例外ではありません。
そのため、試作品を製作して商品化する前に、耐久性や安全性などを確認するためのテストが必要です。特に安全性に関しては、ユーザーが製造者の意図していない使い方をする場合も考慮してさまざまな角度から検証する必要があります。そうなるとテストの回数も必然的に増えるため、企業の場合はこのテストを何千回、何万回と行うことも少なくありません。
個人で試作品を製作する場合は安全性に対するテストを実施すること自体も難しく、商品の安全性が低下するリスクが生じます。

外注することで安全性がアップ

試作品製作は、製品を製作する技術や知識、そして資金があれば個人で行うことも不可能ではありません。しかし、個人で行う場合、上述したように商品の安全性に対する十分なテストを行うのは難しく、商品の安全性が不足するリスクを伴います。
そこで個人が商品開発する場合に試作品製作の方法のひとつとなるのが、製作を外注することです。最近では個人のアイデアを商品という形にする際、試作品製作などの手助けをしてくれるサービスが増えています。そういったサービスでは、試作品製作だけでなく耐久性や安全性をテストしてくれるプランを選ぶことも可能です。
つまり、試作品製作を外注することによって、個人でも安全性に配慮した商品開発ができるというわけです。

安全性は決してあなどれない

あるアイデアを商品化する場合、試作品を製作して耐久性や安全性のテストを行わなければなりません。当然ながら、安全性のテストにはお金がかかります。企業なら、ある程度の資金は用意できるでしょうから安全性のテストを徹底的に行うことも可能かもしれませんが、個人の場合はなかなかそういうわけにもいきません。
ただし、個人の場合であっても必要最低限の安全性テストは必要です。例えば、商品の誤使用や誤操作に対する安全性について、想定し得る範囲内のテストは行うべきでしょう。なぜなら、誤使用で事故が起きた場合、製造者が予見可能なものであれば、製造者が責任を問われる可能性が高いからです。
もちろん、使用者が極端な使い方をした場合は使用者の責任となりますが、できるかぎりのパターンを想定しておくことは、リスクを回避し、利益にも直結します。お金がかかる部分ではありますが、投資する気持ちで行ってみるとよいでしょう。

今回のまとめ

個人で試作品製作することはもちろん可能ですが、商品の安全性に配慮するなら外注するのがおすすめです。耐久性や安全性のテストまで行えば安心して商品化まで進めることができます。
商品化してみたいアイデアをお持ちの方は、試作品製作サービスの利用を検討してみてはいかがでしょうか。

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