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個人が発明・商品開発・試作品製作の費用を捻出する方法
発明や商品開発、試作品製作を個人で行う際に悩みの種になるのは、どのように製作費を捻出するのかという点です。企業になるともともとの資金力や資金調達の方法にもさまざまなものが期待できますが、個人となると制限がかかることは少なくありません。しかし個人だからこそ、融通の利く選択肢をさまざま検討していきたいところです。そこで今回は、個人が発明・商品開発・試作品製造の費用を捻出する方法を紹介していきます。
【目次】
1.補助金を利用する
2.ローンで借入する
3.身内や知人から借りる
4.クラウドファンディングを利用する
5.今回のまとめ
補助金を利用する
個人が商品開発を行う際にも、利用できる補助金はいくつか存在します。例えば「ものづくり補助金」は発明や商品開発の際にチェックしておきたい補助金として代表的です。これは個人事業主やフリーランス、中小企業などを給付対象とした補助金で、「生産性向上のために資するサービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善を行うための設備投資」に対して経済的サポートが受けられるのが特徴です。受け取れる額は100万円~1000万円となっています。
補助金の場合、個人は企業と比べると審査は厳しくなることが予想されますが、国からの支援になるため要件に該当する場合は積極的に申請を検討したいところです。
ローンで借入する
各種ローン(融資)のサービスを利用して商品開発や試作品製作の資金を集めるという方法も挙げられます。個人の場合、銀行と個別で相談したうえで融資を受けるのは難しいため、ビジネス用途で活用できるローン商品の利用を検討してみましょう。いわゆるビジネスローンといわれるものがこれに該当します。ビジネスローンは銀行や信用金庫、消費者金融、その他中小のローン会社などさまざまな金融会社から提供されています。
また、政府が出資している日本政策金融公庫から事業用途で個人向けローンを利用するのも良いでしょう。もちろん誰でも融資してもらえるわけではないため審査に通る必要はありますが、発明や商品開発にあたって資金がないというときは積極的に検討しておきましょう。
身内や知人から借りる
身内や知人からある程度まとまったお金を借りて発明や商品開発を行うという方法もあります。ただ、注意しておきたいのは、個人間とはいえ借りるときには必ず借用書などの書類を用意して明確な返済計画を提示することです。
また、どのような商品を開発しようと思っているのかプレゼンするためにも、事業計画書を用意してプロジェクトの内容を事細かに伝えることも大事です。身内や知人のなかで資金援助を受けられるあてがある場合は、頼ってみましょう。
クラウドファンディングを利用する
クラウドファンディングを実施して支援を受けるという方法も検討しておきたいところです。クラウドファンディングは自分自身の事業計画やかなえたい夢などを一般公開し、ネットを通じて出資者を募る手法です。個人が商品開発や発明をする際には頻繁に用いられる傾向があります。プロジェクトを一般公開する分PRにもつながるため、単純な資金調達以外でもメリットがあるのが魅力といえます。クラウドファンディングは出資を募れる専用サイト・サービスがいくつかあるため、そこを利用して行うのが通常の流れです。
購入型・寄付型など一口にクラウドファンディングといっても種類はさまざまなものが挙げられますが、支援を受ける代わりに商品やサービスなどのリターンを送る購入型のクラウドファンディングがやはり一般的です。
今回のまとめ
個人で発明や商品開発を行う際には、その製造コストをどうするのかという壁にぶつかることが多いものです。そうなった際には適切な方法で費用を捻出する必要があるため、補助金やローン、クラウドファンディングなどさまざまな方法については事前によく調べておきましょう。規模にかかわらずどのようなビジネスにおいても、資金調達は重要なポイントになります。あらゆる方法を検討したうえで、発明や商品開発を進めていきましょう。