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個人が商品開発する際にモデリングを外注すべき理由

コラム 2021.12.09

商品開発において、モデリングは今や欠かせないプロセスとなっています。そんなモデリングですが、3Dデータを日常的に扱うことが増えてきた昨今、わざわざ外注する必要性をあまり感じないという人も少なくないかもしれません。
しかし、個人が商品開発する場合、モデリングは外注するのがおすすめです。この記事では、3Dデータがより身近なものとなってきている今日にあっても、個人が商品開発する際にはモデリングを外注すべき理由について解説します。モデリングを外注すべきか迷っているなら、ぜひご参考になさってください。

【目次】
1.個人による商品開発ではモデリングを外注すべき主な理由
2.コストや時間の削減につながるモデリング
3.今回のまとめ

個人による商品開発ではモデリングを外注すべき主な理由

今や3Dデータは専門家だけが扱う特別なものではありません。往年は大変高額でごく一部の人たちにしか縁のない特殊なツールであった関連ソフトウェアも、現在では簡単に手に入ります。それでもモデリングを外注すべき主な理由としては、次の2つが挙げられます。

1. モデリングは未経験者には難易度が高い

モデリングを外注すべき大きな理由が、3Dデータ作成は未経験者にはあまりにもハードルが高いということです。手書きスケッチを図面に起こし、その図面から試作品を製作するというのが従来の流れでした。ですが、3DCAD/CAM、3DCGの普及により、試作品を製作する前に3Dモデリング(3Dデータの作成)を行うことが一般的となっています。
このように3Dが身近になっているとはいえ、3Dデータ作成を行うにはそれなりの知識やスキルが必要であり、少なくともほとんど経験のない人がチャレンジするというのは現実的ではありません。

2. 商品開発におけるモデリングでは経験がものを言う

モデリングを外注すべきもう一つの大きな理由は、商品開発におけるモデリングでは経験が重要となってくることが挙げられます。無償の3DCADソフトウェアさえ出回り、一般の人が個人のPC上で3Dデータを扱うことも珍しくなくなっている今日、ちょっとしたモデリングなら自力でできそうと感じる人もいるでしょう。
しかし、商品開発におけるモデリングでは、単に図面を3D化するだけでなく、ゴールである量産にふさわしい形を実現しなくてはなりません。量産化を見据えれば「より生産しやすい形状」「単価を下げられる仕様」といった側面からの工夫を盛り込むことが必要なのです。
商品開発におけるモデリングは豊富な加工経験がものを言う作業であり、そうした経験豊富な業者に外注するのが適当といえるでしょう。

コストや時間の削減につながるモデリング

モデリングは「バーチャルな試作品製作」であるといえ、手戻りが減る効果を期待できます。いちいちモデリングを行うことは一見遠回りに思えるかもしれませんが、3D化することで2Dの図面上では気づき得なかった様々な発見があり、結果的にコストや時間の削減につながります。そういった観点からも、精度が高く、現実に即したアドバイスや提案もできるプロにモデリングを外注することは大きな意味を持つといえるでしょう。

今回のまとめ

2次元データを3次元データへと変換するモデリングは、単なる3D化の作業ではなく、量産化を前提とした工夫を盛り込むプロセスでもあります。言い換えれば、その後の製作スピードやコストに影響するプロセスであり、だからこそ経験豊富なプロに依頼すべきといえるでしょう。商品開発を総合的に支援しているハツメイトでは、モデリングのプロセスももちろんサポートさせていただいています。個人での商品開発は、ぜひハツメイトにお任せください!