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個人が商品開発する際に初めに行うべき市場調査とは

コラム 2021.12.06

さまざまな先進技術や省力化ツール、クラウドファンディングというシステムの登場により、個人が商品を世に出すことのハードルがかつてないほどに下がっています。実際に温めていたアイデアをカタチにしたいと考えている人は少なくないのではないでしょうか。この記事では、個人が商品開発する際に初めに行うべき市場調査とは何かについて解説していきます。また、個人でも行いやすい市場調査の手法についてもご紹介していますので、商品開発に向けて動き始めようとしている方はぜひご参考になさってください。

【目次】
1.初めに行うべき市場調査は「ニーズの有無の調査」
2.個人でも行いやすい市場調査手法
3.今回のまとめ

初めに行うべき市場調査は「ニーズの有無の調査」

市場調査とは、「現市場の実態を把握し、どのようにすれば商品が売れるかを考えること」です。そして、そんな市場調査の取っかかりとなるのが「商品化した先にニーズはあるのか?」という点です。商品化に向け決めていくべきことは山ほどあります。商品コンセプトやネーミングをどうするか、ターゲット層をどこに定めるか、価格はいくらくらいにするか、販売チャンネルや宣伝広告方法は何にするか……。そうした他のすべての要素に先行する形で、商品が売れるかどうかに真っ先に関わってくる大前提条件が「ニーズの有無」であるといってよいでしょう。
思い込みで突き進んでしまうのは失敗のもと。客観的になって「この商品を欲しがる人はどのくらいいそうか?」を見極めましょう。

個人でも行いやすい市場調査手法

市場調査の手法は、アンケート調査、インタビューによる対面調査、電話調査など複数ありますが、いずれにしてもそれなりの費用と労力がかかります。そうした中で比較的低コストでそれほど手間をかけることなく実施可能な調査手法をご紹介します。

業界紙や統計データサイトを参照する

業界紙で業界のトレンドを把握したり、統計データサイトで消費動向を確認したりといった世の中に公表されているデータから必要な情報を収集する方法があります。基本的に必要な情報を検索するだけですので、コストも手間も極めて少なくて済むことが大半でしょう。とても手軽な手法ですが、市場全体を見渡す助けとしては十分といえます。
具体的な参照先としては、シンクタンクやリサーチ会社による市場調査レポート、官公庁などが公表している統計データが挙げられます。ただし、確かに市場全体を統計的に把握するのには役立ちますが、あくまでさらに具体的かつ詳細なデータを収集するための前段階という位置づけとはなるでしょう。

リサーチサイトの利用

リサーチサイトの利用も、コストと手間があまりかからない手法です。具体的にはマクロミル社の「クエスタント」や「ミルトーク」、エクスウェア社の「MOMONGAアンケート」といったようなサービスが挙げられるでしょう。幅広い種類のデータが集められる点が特徴です。なお、一定以上の精度を求めるのであれば充実した有料プランの利用を検討すべきですが、まずは無料プランで感触を見てみることも可能です。

専門業者に委託する

市場調査を専門に請け負う業者に委託するという方法もあります。当然料金は発生しますが、希望する情報を得るために必要な種類の調査を的確に教えてもらえ、結果的に無駄なコストや手間を省けることにもなるでしょう。

今回のまとめ

アイデアを商品化するに当たりまず行うべきは、市場にニーズがあるかどうかの確認です。業界紙から情報を収集したり、リサーチサイトを利用したりと自力で調査を進めることも可能ですが、時として回り道になってしまう場合もあるでしょう。商品化プロセス全体をサポートするハツメイトでは、さまざまなご提案をさせていただいております。市場ニーズにマッチした形での商品化を実現するために、ぜひお気軽にご相談ください。

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