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スマートフォンケースなどの試作品製作で採用されるUV印刷の特徴とは?

コラム 2022.11.11

スマートフォンケースなどを製作する際に採用されるUV印刷について知りたいとお考えの方も多いのではないでしょうか。どのような特徴やメリットがあるのか、スマートフォンケースにはUV印刷が最適なのかなど、気になる点は少なくありません。
ここでは、スマートフォンケースなどの試作品製作の際に採用されるUV印刷について解説します。UV印刷を採用するべきかお悩みの方はぜひ参考にしてください。

【目次】
1.UV印刷を使うと企画通りの色味の試作品製作が実現
2.UV印刷を使った試作品製作なら環境に優しい
3.UV印刷の最大の特徴は速乾性
4.今回のまとめ

UV印刷を使うと企画通りの色味の試作品製作が実現

デザインを印刷する際、UV印刷を採用すればデザイン通りの色味を実現できます。規格通りのデザインで印刷をしたにもかかわらず、インクが沈んで色味が薄れてしまった経験がある方も多いでしょう。印刷方法や印刷する素材によってはインクが沈み、デザイン通りの色味が実現できません。
UV印刷は0.2秒でインクが乾くため、色味が薄れることもありません。色味をそのままに残せるため、出来上がりはイメージ通りのものとなります。
また、UV印刷は印刷する素材を選びませんので、どのような素材であっても思い通りの商品デザインに仕上がります。

UV印刷を使った試作品製作なら環境に優しい

UV印刷は有機揮発性化合物が排出されず、省エネルギーも実現している点から環境に優しい方法です。
印刷時に使うインクには溶剤と呼ばれるものが含まれており、環境への負担が懸念されています。そこで、環境問題の点から登場したのがUV印刷に使われる無溶剤のインクです。溶剤が含まれていないため、環境問題にも作業者の健康にも良い影響をもたらしています。
また、UV印刷はインクを乾燥する際に熱エネルギーを使いません。0.2秒でインクが硬化するため、乾燥時に特別なエネルギーを使う必要がないのです。
UV印刷は製作時のエネルギー使用量を減らす点も評価されています。環境問題や作業者の健康に配慮するのであれば、UV印刷を選択してください。

UV印刷の最大の特徴は速乾性

UV印刷の最大の特徴は、0.2秒でインクが硬化する速乾性です。インクは種類や環境に応じて硬化するまでの時間が変わります。完全に硬化するまで数時間を要するインクも多く、時間が経過するまで商品は厳重に保管しなければなりません。
硬化するまでに少しでも触れてしまうと部分的に色が剥げてしまう恐れがありますので、硬化完了まで後工程に移れないデメリットが発生します。
しかし、UV印刷は瞬間的にインクが硬化するため、すぐに後工程に移ることが可能です。製作スタートから完了までの時間を大幅に短縮できますので、大量生産にも最適な方法だと言えるでしょう。納品までの期間も最短期間を設定できるため、急ぎで商品を作る必要がある際にも活躍してくれます。

今回のまとめ

UV印刷には速乾性、印刷素材を選ばない、環境や作業者への健康配慮ができるといったメリットがあります。使用するインクは0.2秒で硬化する溶剤を含まない特殊なものです。インクがすぐに硬化すれば色移りもなく、後工程の作業にもスピーディに入れるでしょう。
インクには有機揮発性化合物と呼ばれる有害物質が排出される溶剤を使用しているものが多い中で、UV印刷用のインクは無溶剤です。溶剤は環境だけでなく、作業者の健康にも影響を及ぼすため、UV印刷を採用すれば健康面にも配慮できます。
UV印刷を用いてスマートフォンケースなどの試作品製作を行いたい方は、ハツメイトにご依頼ください。お客様の企画をヒアリングした上で、ご要望に沿った商品製作を行います。

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