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発明する上で必ずおさえておきたい「マイクロモノづくり」とは

コラム 2022.10.07

モノづくりの世界において、大量生産をして大量消費を促すことで利益を出すというのが一般的な考え方です。最近では特定のニーズに合わせたモノづくりを目指す「マイクロモノづくり」という考え方が注目されていることをご存じでしょうか。
この記事では、マイクロモノづくりとはいったいどのような考え方なのか、マイクロモノづくりをするメリットや資金調達方法について詳しくご紹介します。商品開発を行う際の参考にしてください。

【目次】
1.特定のニーズに合わせたものづくりを目指すマイクロモノづくりについて
2.ものづくりに付加価値をもたらすのがマイクロモノづくりのメリット
3.多様化しているマイクロモノづくりの資金調達の方法
4.今回のまとめ

特定のニーズに合わせたものづくりを目指すマイクロモノづくりについて

マイクロモノづくりとは、文字通り少量のニーズに合わせて、高い付加価値をつけた商品を販売する考え方です。
中小企業が自ら商品企画を考えてデザインを行い、試作品製作を経て商品を完成させます。完成した商品は自ら販売経路を確立し、販売まで手がけていきます。
これまで製造業に関わる業者や企業は、大手企業の下請けとして製品の製作を行うことが一般的でしたが、モノづくりのノウハウを活かして自社オリジナルの製品開発から販売までを担っていくのがマイクロモノづくりの基本的な考え方です。

ものづくりに付加価値をもたらすのがマイクロモノづくりのメリット

マイクロモノづくりを行う最大のメリットは、商品に高い付加価値をつけることで価格競争から脱却できることです。市場にあるアイテムにはない独自性や機能性を付け加えることで商品価値が高まり、結果として消費者だけでなく投資家や協力業者、そして従業員などのステイクホルダーからの信頼を高めることもできます。
そして製品開発から生産までをワンストップで行うことで、コストを抑えながら理想とする製品を作り上げることができるでしょう。
必要な分だけ生産をし、大量生産をしないマイクロモノづくりを実施することによって、SDGsにも貢献ができ、企業としてのイメージアップにも繋がります。

多様化しているマイクロモノづくりの資金調達の方法

マイクロモノづくりにおける資金調達方法としておすすめなのが、クラウドファンディングです。クラウドファンディングとは、インターネットを通じて不特定多数の支援者や投資家から資金を集める方法のことです。
クラウドファンディングには大きく分けて「寄付型」、「購入型」、そして「金融型」の3タイプがありますが、なかでも中小企業のモノづくりで注目されているのが「購入型」です。購入型とは、完成した製品を支援者にお送りするタイプの支援方法のことを指します。
最近では、中小企業だけでなく、大手企業も新製品開発の資金調達をするためにクラウドファンディングを活用しています。
クラウドファンディングの市場規模は年々増加傾向にあり、2021年度の国内における新規プロジェクト支援額は1,642億を超えるとされており、今後も市場が大きく拡大することが予想されています。

今回のまとめ

今回は、マイクロモノづくりとはいったいどのような考え方なのか、そしてマイクロモノづくりをするメリットや資金調達方法について詳しくご紹介しました。マイクロモノづくりは、中小企業がモノづくりをする際の新しい手法として注目されています。クラウドファンディングで資金調達をしながら、付加価値のある独自製品の開発に力を入れていきましょう。

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