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個人が試作品製作をする際に知っておきたいデザイン試作とは?

コラム 2022.09.02

新製品やアイテムを開発する際に非常に大切なのが試作品製作です。図面だけでは分からない問題点や課題を洗い出すことができるため、開発する際に欠かせない工程と言えるでしょう。
今回は、個人が試作品製作をする際に知っておきたいデザイン試作についてご紹介します。

【目次】
1.個人の試作品製作におけるデザイン試作とは?
2.個人で製品開発する上でデザイン試作は必須?
3.個人が製品開発する際のデザイン試作で押さえておきたいポイント
4.今回のまとめ

個人の試作品製作におけるデザイン試作とは?

製品開発をする際は試作を何度も行い、機能性やデザイン性の向上を目指します。試作と一口にいっても、いくつかの工程に分かれています。
ここでは、フェーズごとの試作の種類と、そのうちの一つである「デザイン試作」とは何かについて詳しくご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

試作にはいくつかの工程が存在する

試作と一言でいっても、大きく分けると次の3つの種類に分けられます。それは、機能試作、デザイン試作、量産試作です。
機能試作とは原理試作とも呼ばれ、製品の機能をまとめた試作図面をもとに行われる試作を意味します。製品の機能を確認するための試作です。
この機能試作を経た後に行われるのが「デザイン試作」、その後、実際に市場に出される製品と同じ材料や機能で製造されるのが「量産試作」です。

デザイン試作とは

デザイン試作とは、消費者のニーズや使用感、安全性をはじめ、製造しやすいかどうかを確認しながらデザインをまとめていく工程のことを指します。
ニーズをはじめ、市場トレンドを上手に取り入れながら形を作り上げていくのです。

個人で製品開発する上でデザイン試作は必須?

デザイン試作は、製品開発する上で欠かせない工程の一つ。その理由は、平面のデザイン画では気づけなかった問題点が分かる他、機能と同じくらいデザインが重要だからです。
デザイン試作を行うことで、平面での設計図やデザイン画では気づけなかった問題点を見つけられるケースも少なくありません。デザイン性は製品開発をする上で、機能性と同じくらい大切なポイントです。消費者にアピールするためにもデザイン性の高さは重要な要素ですので、デザイン試作を行いながら魅力的な外観やスタイルを作り上げていきましょう。

個人が製品開発する際のデザイン試作で押さえておきたいポイント

デザイン試作をする際にしっかりとおさえておくべきポイントは形や色、サイズなどの外観は問題ないか、テストパターンの条件をクリアできているか、操作性、安全性ともに問題はないか、量産時の目標コストを達成できるかなどです。
デザイン試作の段階で問題点が生じている場合は、次の工程である量産試作の前にしっかりとクリアにする必要があります。トラブルが生じた際の原因や対策をしっかりと検討しておきましょう。

今回のまとめ

今回は、試作品製作をする際に知っておきたいデザイン試作について詳しくご紹介しました。試作にはいくつかの工程があること、そしてデザイン試作は平面では気づけなかった製品の問題点を理解したり、デザイン性を高めたりするために非常に重要であると理解しておきましょう。
デザイン試作を検討されている方は、ぜひハツメイトまでご相談ください。豊富な実績からお客様の製品にぴったりの試作品づくりをサポートさせていただきます。