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発想力が重要?個人のものづくりで良い発明家になるために必要になる能力とは

コラム 2022.07.13

個人で発明家を目指してものづくりを検討しているけれど、自分に必要な能力が知りたいと考えている方は、行動力と課題を見つける能力を鍛えましょう。これらの能力は突飛な発想を出す能力よりも、発明において欠かせない点です。今回は、良い発明家になるために必要な能力について解説します。

【目次】
1.個人のものづくりにおける良い発明家とはどのようなタイプ?
2.発明家に多い能力の特徴とは?
3.個人が良い発明家を目指す上で磨いておくべき能力
4.今回のまとめ

個人のものづくりにおける良い発明家とはどのようなタイプ?

個人でよい発明家とされるタイプの特徴として、「行動力がある」ことが挙げられます。アイデア自体を思いつく方は少なくありません。しかし、思いついたアイデアを形にする行動力がなければ、発明は生まれないのです。
行動といっても難しいことではなく、大きく下記の3種類に分けられます。

・企業にアイデアを提出する
・自分で試作品を製造する
・企業に試作品の製造を依頼する

一昔前は自分が思いついたアイデアを形にするのが難しかったため、製造している企業にアイデアを送るのが一般的でした。しかし、現代においては、個人で試作品を製造するハードルは下がっています。
特に、3Dプリンターの普及は、模型製造を大きく手助けする存在です。3Dプリンターがなくても、試作品の製造に対応している企業へ依頼すれば難しくありません。

発明家に多い能力の特徴とは?

発明家に多い能力として、「型にはまらない考えができる」という点を思いつく方も多いかもしれません。しかし、実は型にはまらない考えよりも、トレーニング次第で鍛えられる能力が重要です。

問題点の洗い出しができる

世の中で必要とされる発明の多くは、課題を解決するために考えられています。下記の2点をきちんと試行錯誤できれば、発明は誰にしもチャンスがあるのです。

・既存の商品における問題点
・問題点を解決するための工夫

アイデアをたくさん出す

良い悪いは別にしてアイデアをたくさん出せることも、多くの発明家における特徴です。
問題点を解決するためには、さまざまな観点から策を練らなければいけません。一つだけではなく別の視点からも踏まえて考えると、誰もが納得できる解決策が見つかりやすくなります。

好きなことに集中できる

好きなことに対して大きな集中力を発揮するのも、発明家における特徴です。「アイデアを考える」「形にする」といった作業は、試行錯誤を繰り返しながらコツコツと続けなければいけません。
発明につながるアイデアが出ないとすぐに飽きてしまうという方は、集中するための工夫を考えてみてください。

試行錯誤できる

発明家には、一度考えたアイデアに対して本当に問題がないか検討し、何度も試行錯誤を繰り返す能力も欠かせません。行動力に次いで発明家に必要とされます。良いと思えるアイデアであっても、多くの場合初回のアイデアでは問題点が多く出てくるためです。
現在世の中で多く使われている発明においても、実際に商品化するまでは下記の流れを繰り返しています。

1.アイデアを形にする
2.問題点が発覚する
3.問題点を踏まえて修正する

ひとつ問題が発覚したから諦めるのではなく、改善するために必要なことを考えて実行していく力が必要です。

個人が良い発明家を目指す上で磨いておくべき能力

個人発明家になるために磨いておくべきなのは、日々のなかで問題点を見つけ、かつその改善策を考える能力です。日々当たり前に感じていることを「実は面倒ではないか」「もっと楽にできるのではないか」といった視点をもって考えると鍛えられます。
また、アイデアが出たら設計することも、磨いておくと役立つ能力です。まずは机上で設計し、よさそうと感じたら模型や試作品など具体的な形にしてみてください。
さらに、試行錯誤の能力を鍛えるためには、発明に関連する人と交流しアドバイスをもらうといった方法も有効です。「発明家が集まる交流会や勉強会に参加する」「試作品製造の段階で問題点を指摘してくれる企業に相談する」などの方法が挙げられます。

今回のまとめ

発明家になるために必要な能力においては、型にはまらない考えよりも、問題点を見つけて解決するための思考能力と行動力が重要です。
日常において問題となりそうな点はないか敏感になり、よいアイデアを思いついたら設計し誰かから感想やアドバイスをもらうことで、発明家に必要な能力が鍛えられるでしょう。

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