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発明・商品開発時に活用される「クラウドファンディング」とは

コラム 2022.03.23

個人や中小企業が実践する比較的小規模な商品開発・発明のプロジェクトには、しばしばクラウドファンディングが活用されます。クラウドファンディングは資金集めの方法として非常に効果的なので、商品開発資金を効率よく集めたいときは積極的に活用を検討したいところです。しかしクラウドファンディングについてはよく仕組みを理解できていない人も多いでしょう。そこで今回は、商品開発や発明時に活用されることの多いクラウドファンディングについて詳細を解説していきます。

【目次】 
1.クラウドファンディングとは何か
2.商品開発でクラウドファンディングを活用するメリット
3.商品開発でクラウドファンディングを活用するデメリット
4.今回のまとめ

クラウドファンディングとは何か

はじめに、クラウドファンディングとは何かという点から詳細を整理していきましょう。クラウドファンディングはいわゆる資金調達方法の一つで、これから立ち上げる予定のプロジェクトや事業を公開し、それに共感してくれた人から支援を受けて資金集めをする手法になります。
主に個人や中小企業などが何らかのプロジェクトをスタートさせる際に活用される傾向が強く、クラウドファンディングは単純に支援を募ることができるだけでなく、事業のプロモーションにつながること・話題を集めやすくなることの意味でも強いメリットがあるのが特徴です。ちなみに、クラウドファンディングは基本的に専用のサービスwebサイトに自分自身の商品開発プロジェクトの内容を公開し、そのサイトのシステムを利用して支援を受けるかたちになります。
このようにwebサイトを使ってクラウドファンディングを行うというかたちは、もともとは海外でスタートしました。日本にこの仕組みが上陸し実際に各クラウドファンディングプラットフォームが始まったのは、2011年の頃になります。ネットを通じてさまざまな情報を集めやすくなった現代だからこそ通じる、新しいタイプの資金調達方法といえるでしょう。

商品開発でクラウドファンディングを活用するメリット

商品開発や発明のプロジェクトを立ち上げる際にクラウドファンディングを活用すれば、無名の企業・個人でも多くの資金を集められる可能性があるという最大のメリットに期待ができます。もちろん多くの人から支援を受けられるかどうかは開発した商品の魅力やプレゼンの方法次第とはいえますが、誰にでもチャンスがあるのは嬉しいところです。
また、資金調達の方法には銀行などからの借入もありますが、借入の場合は返済義務が生まれるため、さまざまなリスクが伴います。これに対してクラウドファンディングは返済リスクなしで始められるため安心感があるのも利点といえるでしょう。ほかには商品のプロモーションを兼ねることができるのも魅力的なメリットです。

商品開発でクラウドファンディングを活用するデメリット<

クラウドファンディングにはデメリットも伴うため、活用する際には注意が必要です。まず気を付けておきたいのは、活用したからといって必ずしもスムーズに資金集めができるとは限らないという点です。
商品開発の内容やプレゼンの方法によっては良さがうまく伝わらず、結果として共感を得られない可能性があります。その際は、あらかじめ設定した目標額に到達しないと、資金調達方法として成立しない場合もあります。気軽に利用できるのは確かですが、うまくいかないケースも少なくないことは、よく認識しておく必要があります。

今回のまとめ

個人や中小企業が新たに商品開発プロジェクトを始めようとすると、なかなか思うように資金が集められないことが多々あるものです。そんなときはクラウドファンディングを積極的に活用してみましょう。商品を不特定多数の人に知ってもらい話題を作るという点でも魅力は高いため、デメリットには注意しつつ活用は積極的に考えたいところです。

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