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個人が商品開発を行う際に行うデータ収集方法

コラム 2022.01.06

商品開発をする際には、新たに開発しようとしている商品にどの程度ニーズがあるのかの声を聞く市場調査によってデータ収集をすることが大切です。データ収集方法は、インターネットを利用するネットリサーチや会場調査、電話調査、郵送調査、ホームユーステスト、グループインタビュー、街頭調査などさまざまな方法があります。そのなかでも、個人が商品開発をする上で比較的取り入れやすい3つのデータ収集方法について解説します。

【目次】
1.気軽にできるネットリサーチ
2.足で稼ぐ街頭調査
3.意見を引き出すグループインタビュー
4.今回のまとめ

気軽にできるネットリサーチ

1つ目は、インターネットを通じて行うネットリサーチです。インターネット調査とも呼ばれる方法で、調査対象者に、あらかじめ作成しておいたアンケートサイトにアクセスしてもらい、ウェブ回答してもらうのが一般的です。短い期間で多くのデータを収集しやすいのが特徴。どこからでもアクセスできることから、日本全国の幅広い声を拾うことができ、年齢や性別などターゲットを絞ることができる点もメリットでしょう。インターネットを通したデータ収集のため、インターネットを日頃利用しない年齢層からのデータを収集するのには不向きです。
また、気軽にアンケートに参加できることから、回答の信憑性という側面から考えると、すべて鵜吞みにしてしまうのにはリスクがあるでしょう。有料のネットリサーチサービスを利用する場合、1ヶ月程度で最終の分析データを取得することができます。簡易的なデータ収集向きといえるでしょう。

足で稼ぐ街頭調査

2つ目は、街頭調査を行うことです。街頭アンケートともいわれる方法で、実際に街頭に足を運んで、街行く人達にアンケートに回答してもらうのが一般的。街頭調査のメリットは、その日にデータ収集ができてしまうことです。また、実際に回答者と相対することから、さらに突っ込んだ質問をしたり、意見をもらえたりすることもあるでしょう。アンケートなどに不慣れな一般の人と会話することで、生の声を聞くことができるのも大きなメリットです。
その一方、調査場所の選定が難しく、調査に時間と手間がかかるのはデメリットでしょう。また、公道で行う際には警察に道路使用許可を忘れずにとることが大切です。街頭調査を調査員に依頼するのではなく、自分たちで街頭調査を行う場合、ある程度コミュニケーション能力が高い人を選定する必要があるでしょう。スピーディーに生の声を入手したいときにおすすめです。

意見を引き出すグループインタビュー

3つ目は、座談会などのグループインタビューで意見を引き出す方法です。4~6名程度の比較的少人数にターゲットをしぼって行うのが一般的。一度に複数人から意見を聞き出すことができるのがメリットです。また、会話の流れの中からアンケート調査などでは得られない情報を集めることができるのも強みでしょう。
その一方、インタビューを行う側がうまく会話を誘導したり、引き出したりする必要があり、手腕が問われるといっても過言ではありません。
実際に会場に集まってもらってインタビューをする方法もありますが、zoomなどを使ったオンラインインタビューにする方法もあります。会場費も不要であり、インタビューに答える側もわざわざ会場に足を運ばなくていいため、参加してもらいやすいでしょう。街頭調査よりも、突っ込んだ意見をもらいたい時におすすめです。

今回のまとめ

商品開発をする際に欠かせないデータ収集に用いられる市場調査は、さまざまな方法があります。それぞれのデータ収集方法にもメリットとデメリットがあり、向き不向きがあるでしょう。商品開発のどの段階での市場調査なのか、費用的な面も踏まえながら、どのデータ収集方法が適切かを判断することが大切です。ハツメイトでは、個人の方向けに商品開発サポートを企画から最終の販促までまるっと対応しています。お困りの際はご相談ください。

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