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一つの商品作り・商品開発に関わっている主要な職種
商品が発売に至るまでのプロセスには、商品開発が含まれます。商品作りや商品開発を行う際には、一定の手順に沿って進めていくことが一般的です。その中で、商品開発に関わる中心的な職種には、どのようなものがあるのでしょうか。 今回の記事では、商品開発に関わる人々について考えてみましょう。
【目次】
1.開発職の種類や業務内容はさまざま
2.開発職に向いている人の特徴
3.具体的な職種例とは
4.今回のまとめ
開発職の種類や業務内容はさまざま
商品開発とは、製品や商品を開発する仕事を指し、製品開発と称する場合もあります。商品企画の担当者が生み出したイメージやアイデアを、具体的に形にしていく重要な役割を果たします。商品開発と聞いて想像する職種といえば、開発職ではないでしょうか。
開発職とは、消費者が求める製品を実際の製品に仕上げるため、開発が可能かどうか知恵を出し合う職種です。開発職は、大きく分けて3つあげられますが、細かい業務内容は職種や企業によって異なります。
商品開発職
新たな技術や研究成果などを取り入れ、企画部門が打ち出した商品イメージを加えながら新たな製品を製作していく職種です。全く新しい商品の開発を手がけることもあれば、既存の製品の一部改善を求められることもあります。
研究開発職
研究によって得た知識や技術を活用して、新しい価値を開発する職種です。これまで開発されたことのない商品を製作する可能性もあるため、やりがいは大変大きいものです。 ただし研究内容によっては膨大な時間がかかるため、忍耐強く研究に打ち込むことが重要です。
技術開発職
新たな商品に対して、技術の活用方法を考える役割を持つのが、技術開発職です。例えば、5Gの通信システムをスマホに対応させるのに、どのような技術を施したらいいかを考えます。この性質から技術開発職は高い専門性が求められます。
開発職に向いている人の特徴
開発職は、複数の観点から商品の性質を吟味する必要があります。安全面・機能面などをチェックするのに、何パターンものプロセスを踏まなくてはいけません。このためマニュアルに沿って進めるのではなく、自分から考えて行動できる人が向いています。
また、開発には数十年の期間がかかることもあるため、長期間同じ開発を行う粘り強さも重要です。さらに、開発職以外の人たちとのコミュニケーションも重要視され、協調性も求められます。開発自体は1人で行う仕事であっても、周囲との調整が大切なのです。
具体的な職種例とは
先ほど、開発職は大きく3つに分けられると紹介しましたが、 製造業において商品づくり・商品開発に関わる職種の一例としては、金型設計士・精密機械技術者・建設機械開発技術者・航空機設計技術者・鉄道車両設計技術者などがあります。これは職種のうちのごく一部であり、日本にはおよそ17,000種類もの職業があるのです。実際に開発職を目指す場合には、現場ごとの職種内容の違いを、事前に確かめておかなくてはいけません。
今回のまとめ
商品づくりや商品開発は、日々の努力の積み重ねで出来上がるものです。短期間で結果を出そうと思わずに、長い目で見て、消費者に受け入れられる商品開発を目指しましょう。