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個人の商品開発における試作品製作の業者へのイメージの伝え方

コラム 2021.12.15

商品開発を進めていくうえでの、重要なステップの1つに試作品づくりがあります。試作品を作った後、果たして思う通りに動くか、使いやすさはどうか、見た目のデザインはどうかなど、試作品を使って確認します。しかし、試作品をどこに頼めばいいのか、どのようにイメージを伝えたらよいのか、よく分からず不安に思っている人も多いのではないでしょうか。
そこで、試作品製作はどこに頼めばいいのか、どのように試作品のイメージを伝えたらよいのかを紹介します。

【目次】 
1.試作業者に依頼するには
2.イメージを伝えるに必要なもの
3.イメージを伝える時の注意点
4.今回のまとめ

試作業者に依頼するには

漠然としたイメージを元に、具体的な製品を企画して設計を終えたら、次は実際に商品化できるのかを検証します。このときに必要になるのが「試作品」です。あくまで、紙に描かれた図やデータでしかなかった製品を実際に形にしてみて、思っていたように使えるのかを確かめ、重さや手触り、使いやすさなどを確認します。最初の試作品で完璧な物ができることはほとんどなく、大抵はなにかしらの問題点や課題が見つかります。そこで、改めて検討し、改善を図ることによって、思い描いていた製品に近づいていきます。
個人の商品開発で問題になるのは、このとき、誰に試作品を作ってもらうかです。自分で加工機器を持っていて、技術もあるというのなら別ですが、大抵はどこかの加工業者に頼んで試作品を作ってもらわなければなりません。
個人が考えた製品の試作品を相手にしてくれる会社なんてあるのだろうか、と心配になる方もいるでしょうが、安心してください。加工業者の中には、試作品を専門に請け負っている業者がいて、個人の試作品の依頼も引き受けてくれます。
インターネットなどで検索すれば、すぐに見つかりますので、自分が住んでいる地域で探してみるといいでしょう。ハツメイトでも、個人の発明品、アイデア商品の試作品づくりを積極的に手がけています。

イメージを伝えるのに必要なもの

試作品を作ってくれる業者が見つかれば、まず製品のイメージを伝えなくてはなりません。イメージを伝えるのに必要なのは、設計図です。設計図がなければ試作品は作れません。また、設計図がきちんとできていないと、品質のよい試作品は作れず、その後の検証もうまくいきません。設計図がしっかりしていないと、無駄な時間と経費ばかりがかかり、製品開発はうまく進まないのです。
しかし、中には「設計図なんて書けない」という人もいるでしょう。そうした場合は、設計図の作成から請け負ってくれる業者を選べば、問題はありません。
どこまで対応してくれるかは業者によって異なりますが、顧客のイメージを聞いて設計図を描いてくれる業者もありますし、試作品だけでなく製品開発まで支援してくれる業者もあります。試作品づくりだけでなく、その先の製品の開発、製造、販売まで見込んで業者を選びましょう。

イメージを伝えるときの注意点

試作品づくりでは、業者との間でイメージを共有することが欠かせません。同じイメージを共有するには、業者とよく話し合うことが大切です。
試作品づくりに慣れている業者なら、依頼主との話し合いを重視し、よく話を聞いてくれ、イメージに近い試作品にするためのアドバイスや提案もしてくれるはずです。
また、試作品には、製品の機能を検討するための「原理モデル」、見た目や形状を確認するための「デザイン検討用モデル」、機能に加え品質も検討するための「性能検討用モデル」などがあり、どのような目的のための試作なのかを決めておくことも必要です。

今回のまとめ

試作品づくりはイメージやアイデアを実際の形にしていくための第一歩です。試作品づくりがうまくいかないと、その後の製品化までなかなかたどり着きません。
思い通りの試作品を業者に作ってもらうには、商品の具体的なイメージや試作の目的などを明確に伝えることが重要です。スケッチや設計図などできるだけ具体的に伝えられるものを用意して、業者とよく話し合いましょう。設計図などを用意できない場合も、商品のコンセプトを固めて詳しく説明できるようにしておくことが大切です。
十分な準備をして試作品づくりと検証に取り組みましょう。
試作品製作等でお困りの際は、是非ハツメイトまでお問合せください!

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